※何事も、歳とともにある
春のお彼岸も過ぎて、桜前線が急ピッチで北上。
日本三大夜桜「高田公園」も開花宣言した。弥生3月、あっと言う間に過ぎて今日から卯月。
融雪とともに始まりし雑用だが、古希を過ぎたジッチャマはまた一つ動きが悪うなったでござる。
そんでもない、去年の秋に倒壊した目隠し塀の復旧作業を済ませて(写真下)、3.4日前ころから屋根のペンキ屋さんに変身しちょる。
春一番の雑事様の仕事は目隠し塀の復旧作業。この後、目隠しヨシズを張って完了。↑廃材利用の自前の仕事。ところで、御大と塀、どちらが長く保つのやら?
何れにしたって双方とも、この先そんなに長持ちせんでもよかろうぞい。
雪が消えれば消えたで、雪国の春先は忙しくなる。
庭木や建物の冬囲いの撤去、冬タイヤ(スタットレス)の履き替えが先行作業。
農家では、田んぼの育苗作業が直ぐに始まる。
田植機で植えるための苗を育てる作業だが、種まき用の箱に育苗土を詰め込む工程が真っ先だ。
苗が育つ間に、田んぼの作業も始まってくる。併行して畑の仕事も始まるんだ。
牧之庵では、田んぼの作業は委託に出してるから、実作業は栽培管理だけなんだ。
だけど、ちょっとばかり畑があるから、その作業が待ってるんだね。
お花をいっぱい作る(菊、紅花など)から、それなりに忙しいんよ。
ちなみにジッチャマはここ2.3日、寸暇を割いて屋根に上がってるんだよ。
この辺の建物の屋根は、ほとんどがトタン屋根なんだね。積もった雪が、自然に滑落する様に急勾配のトタン葺きになってるんだ。
所詮はトタンだから、耐用年数は長くとも20年、以後は既存塗装の劣化に伴ってメンテナンス(再塗装)が発生してくるんだ。
塗装し出すと、長くとも5年くらいしか保たないから、その繰り返し。
そんなことで、ジッチャマは母屋の庇(ひさし)部分から掃除して塗り直してる。
ところが、掃除が大変なんだ。
特に今年は、花粉がトタン表面にいっぱい付着してるから、先ずは水洗いから始めて、次いでサビやアクなどの汚れをタワシなどで掃除するんだ。
綺麗に掃除して、はて塗装を始めようか、と思いきや!
今度は雀などの小鳥の巣作りでこれまた大変なんだ。
折角、綺麗に掃除したってのに、奴らは巣作りの材料(枯れ葉や稲わらなど)を散らかしやがるから、ここで再度の掃き掃除。
やっとの事で塗り終えても、一晩経つとまたまた散らかすから、その都度掃いては塗り、塗っては掃くの繰り返しよ。
ホントに頭にきやがるんだわ。
綺麗に掃除して、茶系色のトタンに先ずは白っぽいサビ止め剤を下塗りする(写真左下)。乾燥後に本塗料を塗って仕上げる。
雪消えのこの時期は、概して牧之庵は暇なんだ。
今日は日曜日だけど、大したことなかろうな? そんな胸算用で蕎麦打ちを済ませると、ババが言ってきた。
「ジジ、今日は大安だから○○に鯉のぼりを上げてくれたら? 去年はもう上がってたよ」
娘にも促されて、徐に行動に移した。
喜ぶことは十分承知の助だが、何しろ毎日の上げ下ろしはジジの役目、できればもう少しゆっくりの方が自分的には負担軽減なんじゃが。
何事も、歳とともにである。