☆盆ぼち一日 何で、「盆ぼち」と呼ばれているかは定かでないが、我が地方では、8月1日を「盆ぼち一日(ぼんぼちついたち)」と呼んで、宗派に問わず、菩提寺に「盆礼」に行きます。
盆礼とは、お中元です。いつも、ご先祖様のご供養をしていただいているので、そのお礼参りでしょうか?
僕も今朝早くに行ってきました。
熨斗袋に「御盆礼」と書いてお金を三千円入れて、蕎麦屋だから自分で打った蕎麦をつゆ付きで5玉ほど一緒に持って行きました。
今の世は車社会ですから、檀家の殆どの人は、朝食前に行ってくるようです。
昔は徒歩ですから、軽く1日興業でした。朝の涼しい中に農家の人は、志と米や野菜を持って出掛けて行きました。
寺でお昼をご馳走になって来たんです。現在では、お茶をご馳走になって、お赤飯の弁当をお土産に頂いてきます。
本堂には、命日年回が張り出されていて、一回忌、三回忌、七回忌・・・・・その年の法事に当たる家は一目瞭然です。
☆真言宗 ちなみに我が家は、真言宗です。
真言宗も十派いじょうに細かく分派していて、「真言宗豊山派」に属します。
総本山は奈良の長谷寺です。真言宗の開祖は空海「弘法大師」で、ご本尊は大日如来さまです。
真言宗は、京都の東寺、和歌山の高野山を中心に、大師亡き後分派を重ね、日本仏教の中でも最も細かく分派している宗派だそうです。
☆光明真言と宝号 壇信徒は「光明真言(こうみょうしんごん)」と「宝号」を唱えます。
“光明”とは「仏さまの力が太陽の光のようにすべてのものを遍く照らす」事を意味し、“真言”とは、祈りのことばを指します。
宝号とは、感謝のことばだそうです。
僕は毎朝、洗面をすませ、真っ先に仏壇にお参りし、光明真言と宝号を3回ずつ唱えるのが日課です。
習慣になったのは、親爺が亡くなってからでしょうか。親の背を見て・・・と申しますが、おもしろいもんですね。
子供等も事ある毎に仏壇に香をあげ合掌します。孫も鐘を鳴らし、ナンマイ、ナンマイ。
僕は、お願い事はあまりしません。上記を唱えてから「昨日は有り難うございました。
今日も1日、みんなが元気に過ごせますように」ただそれだけです。
どれ程、信仰心があるって訳じゃないんです。
歳を取ったって事か、報告と感謝の気持ち、自分自身の決まり事かな? 何れにしろ、もうすぐお盆です。
それぞれの心の思いも皆それぞれに・・・・・・・・良いお盆月でありますように 合掌