夜明けの村
昨日の4時半頃、定休日なのにゆっくり寝ていればいいことに、そんな時に限ってトイレに起こされた。
歳の所為もあってか、ゆっくり寝ていようと思うんだが、勝手に目が覚めてしまうんだね。
やだね〜、気は若いって自慢してても、確実に歳を重ねた初老体はお見通しで、自分だけが知っている現状には愕然とする。
床に入っても眠れるわけもなし、パジャマ姿で散歩がてら田圃の水見、夜明けも早くなって、4時には明るくなってくる。
一度表に出たが、デジカメを取りに戻ったんだ。ほんの数分の間だが、夜明けは、その数分の時間で変化する。
暑くなりそうだなと思ったが、案の定二日続けて真夏日となった。
お隣さんからの頂いた花・♪ ババが生ける
お隣では改築で建前の真っ直中、連日の好天に恵まれ、見る見る形が現れてきた。
裏庭の池の端には、ミズバショウの花に似た「カラー」が咲いている。数日前に奥さんから頂いてババが店内に生けた。
母屋が取り壊され、「飾る場所がないから、いつでも勝手に切り取って飾ってくんねか」と、有り難い心遣い。
その後、断りなしで1回頂いてきた。そして昨日の朝、奥さんが遠くで何かを叫んだ。
確か、ネギがどうとか、こうとか、聞き直したら「ネギ坊主?ネギぼんぼん?」、また、生け花用の切り花が要らないか?と言う事らしい。
定休日明けに、生け直す材料がなかったから、願ってもないこと、即刻お願いして持ってきていただいた。
ネギボンボンとか言ってた奴は、実は「ギガンチュウム」、紫色の大きなボンボン。
それに、何回も頂いた真っ白な「カラー」、本名は「オランダカイウ(阿蘭陀海宇芋)」とか呼ぶんだそうな?
海芋(かいう)とは、ミズバショウの事なんだそうだね。
サトイモ科って、言われるだけに、なるほど葉っぱや茎は、サトイモに似てる。
花は、ミズバショウにそっくりだね。
♪グミをお出しして
今日の牧之庵は、2組の団体さんがお越し下された。
1組は、いつもご贔屓をいただいている隣町の温泉お宿からだが、宿のご主人が、自家用のマイクロバスで運転してお連れ下さるんだ。
その殆どが、平日だからホントに有り難いんだよ。今日は、隣県の老人会の御一行様らしい?
今朝もぎ取って、ガラス製の大皿に、グミをいっぱい入れて氷を添える。そいつを縁側のテーブルに置いておくんだ。
一人のお客さんが「グミを食べるのなんか、40年ぶりだよ!」って、凄く感激していたんよ。
もう1組は、東京からのお客様らしいんだ?
新幹線で湯沢まで来られ、地元の方が迎えに行かれたらしいんだ。
政治の臭いがプンプンしてたから、その道の先生方らしい?
帰り際に大きな声「今日は、珍しいものをいろいろ食べた。
東京ではお目に掛かれないね」。
珍しい物って何だったんだ?グミかい?クルミ、ワラビの山椒漬け?どうでもいいが喜んでお帰りなされた。