今シーズンこそは替えなくてはと思いつつも、使い続けて15年が経過した秋暖簾。
四季折々に暖簾も季節の色に合わせて衣替えをしてきた。
春は新緑を現してグリーン系の色彩、夏は青空と水のブルー系、秋は夕焼けと紅葉の茜色、冬は雪の純白にしたかったが寒々しくなるので止めて、柿渋で染めあげた暖色系の茶褐色の暖簾に掛け替えてきた。
春用は更新すること一回で二代目、夏はグリーンの麻暖簾で二代目、秋と冬用は一度の更新もなく使いて15年を経過する。
そろっと夏暖簾を秋の暖簾に交換する時期が来た。
さすがにババは、色褪せて朽ちている秋暖簾を使い続けるには耐え難しと、先週の定休日に生地を求めて行きつけのお店に行ってきたんだ。
信州は野沢温泉にある趣味のお店だが、二代目はすべてこのお店から選んできた。
そして今回は、なんと黄色?銀杏の紅葉・一面に黄色に色付いた田圃の稲を現す色にしたという。
なんと、暖簾物語のストーリーが変わってしまった。
だけど、まったく変える気はないらしい? ストーリーが増えるらしいんだね?
何でも良いけど、ややこしいのはご免だね〜。だけど、確実に面倒くさい!
「暖簾物語」、秋の暖簾が二つに増えたってこと?
そう、今までの茜色に、今回増やした黄色の暖簾が加わって二枚に増えた。。
早速ババは、買ってきた生地で暖簾を作って貰った。語ればこれも、ややこしい物語の始まりだ。
だが、牧之庵とてあと何年なの?そんなに先がないと思うんだけど、もう暖簾のほうが持たないっこと?