秋まで花が楽しめる「ジュウニヒトエ」
花が少ないように見えますが、そうじゃないんですよ。
これから、次々に花を付けてきます。
遅くまで、秋までアジサイの花を楽しむことが出来ます。勿論、他のアジサイは、もう完全に終わってからです。
花芽は葉の中で自分の出番をじっと待っているんです。ほんとに変わったアジサイです。
下の写真をご覧下さい。よく見ると、ちっちゃな花芽がいっぱい見えるかと思いますが?
出番は?もしかして僕は秋まで?
もう15年以上も前になるだろうか?
以前勤めていた会社で、行商で花売りに来たおばちゃんから鉢物で買って、挿し木で増やした物です。
その時に、このアジサイの名前を「ジュウニヒトエ(十二単)」と教わりました。
花びらが幾重にも重なって「十二単」の様に付くからかも知れません。
一般のアジサイより開花時期が遅く、遅くなって花芽が膨らんで、次々に大きくなり、一様には咲きません。
秋頃まで次々と花を開き、初めての方は、いつまでも咲いている花を見てびっくりします。
挿し木で100株以上育て、近所や友人、興味のある方にお分けしました。
この近辺では、全く見られなかったこのアジサイが、方々で見られるようになってとても嬉しいです。
客間から観る裏庭のアジサイ
窓越しに観るアジサイ。雨に打たれて鮮やかです。
十二単は柱の陰、まだ走りの花も中途です。左右はセイヨウアジサイやガクアジサイ。
これらが終わって、僕の出番です。ゆっくり長く、何たって秋までだもん。
ちょっと変わった斑入りのアジサイ
ちょっと珍しいでしょう。前庭に1株だけ昔からあるんです。
花はガクアジサイ。実生だから、こぼれ種でいくらでも増えます。
花が終わっても斑入りの葉は庭の一角で存在感があります。