「毎度どうも!、誕生日のおくりものです」、お花屋さんから切り花が届けられていた。
ババの○○歳の誕生日に娘からのプレゼントだった。
昨日の定休日に生けたんだが、ババもこれだけのボリュームのある材料を生けるのには困ったようだ。
何しろ、何時も生けている「ババ専用生け花コーナー」が、端午の節句飾りに占拠されちゃったからだ。
あれこれ考え挙げ句、向けられた空きのスペースは、奥座敷(客間)の床なんだよ。
どうも、ここっきゃ無いようだったんだね。
床に大きな瓶が運ばれて、ババが生けだしたんだね。
言わなきゃ良いのに、何時も一言多いジジの戯れ言「あのな〜、言いたくないが床ってんは、そんな大きな器で生ける場所じやねいんだよ。
床ってんは掛け物(掛け軸)似合わせて生けるもんで、それも従の存材なんよ。
あくまで軸と一体で、脇添えで引き立てる脇役よ!これじゃ床が、まるで花台じゃねいか?」
実は、ババも困っていたんよ。生ける場所を乗っ取られて困ってたんだ。
それでやむなく、床に生け先が向いたってわけよ。
まあ〜、かなり重そうだが、そう言うことで大目にみてちょうだいな。