久々の露をたっぷり浴びて、群生の月見草が一面に黄色の花を見せてくれる。
今朝、田圃の水管理に行ったら、300メートルほどの所に咲き誇る花園が一段と黄色に染まったのが目に入った。
昨夜の雨に打たれて、一段と生気を帯びて、遠方からでも優しい柔らかな黄色が見て取れる。
夕方から花開き、日が高くなると閉じてしまうが、これだけの群生の花を日中で見ることができないのが残念。
同じ花なのに、なんと控え目で、世を忍んで咲くんだろうか?
人の世であれば「人目を忍んで、日陰の身」とでも揶揄されるところだ。
あまり奇麗なので、つい誘われてデジカメを取りに帰って写真に納めた。
誘い込まれるように群生の中に踏み入れた。
此所だけ観ていると、我が家から徒歩で5分足らずの世界なのかいな?
錯覚をおぼえる様な別世界だ!
月見草(待宵草・マツヨイグサ)
竹久夢二作詞「宵待草」の一節
宵待草という花は実在しないそうだ。
夢二は、待宵草を誤って宵待草と詠んだらしいそうな?