※「節句」って何なんだ?
調べたら意外なことが分かった
(2024.5.4 撮影) 平戸ツツジ&鯉のぼり ↓
「こどもの日」、ジジが毎朝晩に行っている鯉のぼりの上げ下げ、今日で終わった。いつもだと、一ヶ月遅れの6月5日まで続けていたんだが、あまりにも世間から消えてしまった「鯉のぼり」を思うと、旧暦まで上げ続けるには躊躇いの感が強くなる。
残念だけど、今日で終わりとする。
「節句」って何なの?
どうして3月3日(雛祭り・桃の節句)は、国民の祝日じゃないんだ?
5月5日(こどもの日・端午の節句)は祝日なのに? 通常、僕の頭の中では桃の節句は女の子、「こどもの日」は男の子の祝日・節句と勘違いしている。だけど、節句と祝日とは違うんだよね。「こどもの日」って、男女関係なく「こども」たちが元気で育ち大きくなったことをお祝いする日。この祝日は、端午の節句と重なっちゃってるから面倒くさいんだね。「国民の祝日」と「季節の行事」を一色単に考えちゃうから面倒くさい!
それを思うと、我が家で飾ってある(上の写真、緑色の吊るし2下げ、赤色5下げ)吊るし飾り。緑色は男の子、赤色は女の子用だがジッチャマは、こどもの日に両方(男女の)を兼ねられる様にしてあるんだね。下の写真には、赤と黒色の鯉のぼりに、赤は女の子が、黒鯉には男女一緒にまたがるチビッコたち。こどもの日に似合った(本来の姿)飾り様じゃないかね。チビ坊は「端午の節句飾り」として、お姉ちゃんは桃の節句は終わったから「こどもの日の飾り」に、チビ坊だけは両方の飾りとなるのか?面倒くさい!
ちょっと調べたんだよ。「節句」って何なの?
「節句」って季節の変わり目に行う邪気払いを行ったりする行事のこと。元来、中国の思想が反映されている。
日本で行っている「節句」は5つあるんだそうだ。これを「五節句(五節供)」というんだそうだ。江戸時代に幕府が制定したものだが、明治時代に旧暦(太陰暦)から新暦(太陽暦)になり、五節句は廃止されて祝日ではなくなったそうだ。
では、その「五節句」とは、1月1日、正月元旦は別格扱いで除外されている。
①1月7日・人日 (じんじつ) ②3月3日・上巳 (じょうし・じょうみ)
③5月5日・端午 (たんご) ④7月7日・七夕(しちせき)
⑤9月9日・重陽 (ちょうよう) 以上の5つ
この様に、これまでは5つの節句が全て祝日だったが新暦採用で廃止、後の時代の法改正で再び国民の祝日となったのは5月5日の「こどもの日」なんだそうだ。
なんだか面倒くさいお話だが、要するに「国民の祝日」と「民俗行事(節句)」を分けて考え、5月5日の「こどもの日」は男女の区別なく全ての子供らをお祝いする日なんだね。端午の節句が祝日に復元されちゃったから面倒くさくなっちゃったんだね。そもそも「端午の節句(5月5日)」に「こどもの日」を制定したのが間違え(混同のもと)じゃなかったの?って思っちゃうが、違うかね~。
「端午の節句(5月5日)」は、毎年5月5日に男の子の誕生を祝い、元気に成長してくれることを祈る行事。そんな日を男女関係なくこども達を祝う日「こどもの日」として「国民の祝日」にするなんて、いくら大衆化された日だとしても、男女差別が酷すぎると考えるんじゃないの? 「桃の節句(3月3日)」は単なる雛祭り(民俗行事)だけ、おかしくない?
ちょっとクドくなってきたが、おかしくないよ、だって「こどもの日」って男の子も女の子も、区別無くお祝いしてくれる「祝日」なんだからって声が聞こえてくる?
またまた、前述に戻っちゃうからこの辺でストップ。こういう、ややこしい、納得出来ない難問は世の中には幾つも在るんだね。