昨夜は、六日町の友人夫婦2組と僕達夫婦で六日町で飲み会だった。
14日に牧之庵に飲みに来てくれて「その内にいっぱいやろうや」って事でお任せしておいた。
どうやら、言えだしっぺは僕の様だが、酔っぱらっていて忘れていたらしい。
全く覚えがなかった?
終日、大工まがいの仕事をしていたので、早めに孫と風呂に入って、娘に送ってもらうことにした。
ちょっと早めの忘年会だ。
年に何回かは、この3組で飲み会をしているが、何時も牧之庵の定休日の夜に合わせて貰っている。
済まないことだし、有り難い心遣いに相済まないと感謝している。
店に着いたら、何時も幹事をしてくれている奥さんと、もう一組の旦那さんが来ていた。
幹事の旦那さんは別の飲み会で少し遅れるということなので取りあえず乾杯をして先に始めた。
店の旦那が料理を運んできて曰く、「今日は11月22日、いいふうふの日ですね。なかなかいい日に設営しますね」だって?
僕は知らなかったが、成る程語呂合わせで「良い夫婦」って事か。
お店は何時も決まった場所、口上の上手な、おもしろい親爺さんの店。
みんな揃って杯が進む。久しく今日も燗酒で酔いが早い。
特に幹事の奥さんはピッチが速く飲みっぷりも良いし、楽しくて賑やかだ。
一人の友人が言う「いいなあ〜、この仲間は、くだらず言って何の気兼ねがなく一番楽しい」だって。
歌と踊りの好きな幹事の奥さん、「切り上げて2次会に行こう!」と口火を切った。
自分を含めて、1次会では絶対に終わる様な連中ではない。
すぐ隣のスナックに入った。
もう娑婆では忘年会シーズンに入ったらしくお客さんがいっぱいだ。
カラオケもなかなか番が回らない。
いつもの事で、この奥さんが踊り出した。
さすがに名取級、本格的に日本舞踊を習ったから、即興で何でも振り付けて踊っちゃう。
オマケに顔が広くて、何処にいても人気者。最初から最後まで踊りっぱなし。
お客さんのコウモリまで持ち出して小道具に。
僕にも番が回ってきた、最初はいつも十八番の「中山道」だが、踊り子付きだから、なかなか満足には歌わせては貰いない。
何時になったのかは定かでない。
あれだけはしゃいで、もう1軒行こうと言い出した。
僕等は娘に迎えの電話をした後だったから辞退させて貰った。連中はこの界隈は庭先、すぐに歩いて帰れる距離なのだ。
「じゃあまた近々に」店先で別れて娘が迎えに来ていた。
「出歩ける歳まで続けようぜ」友の語った一言が有り難かった。
楽しく愉快な一夜だった。
「いいふうふの日」も、暦の上では「小雪(しょうせつ)」で、寒くなって少し雪の降る時期になったということだ。
いつ初雪が降っても不思議じゃない。