時に神様は、非情とも思える様な過酷の裁断を下す事がある。
牧之庵の昼の営業を終え、何時もの木工細工に熱中していた。
遠くから救急車のピポピポの発信音が近づき、主要道を折れて集落内の市道に入った。
木工細工の手を止めて暫く聞き入って入ると、確かに集落内の何処かの家に泊まった様だ?
心配なので止まった方向に向かった。
救急車から少し離れたところに、村民の数人がたむろしている。
伺うところでは、そのお宅は、お昼過ぎにお婆ちゃんが亡くなったのだという話だ。
亡くなったのに何で救急車がサイレン鳴らしながら来るんだい?実は、連れ合いのお爺ちゃんが具合が悪くなって呼んだらしい。
そのお宅では、お婆ちゃんの葬式の準備で葬儀屋の車が来ていた。
葬儀屋と救急車が同時に到着。イヤハヤ、何とも偶然にしては、忙しすぎる。
今年始めて、牧之庵の側田で蛍を見た。
それも1匹だけ、飛ばずに畦畔にじっとしている。お婆ちゃんの蛍かい?
今年は花木にいっぱいの花芽を付け、花が見事に咲いた。シロバナタニウツギが開花し始めた。隣には、ヤマボウシ
も開花を待っている。真っ白な平戸ツツジが満開だ!種々のウツギが開花寸前。