☆風評被害には参ったね!
台風と地震の風評被害で今週の牧之庵はさらさっぱり?
前回の「中越地震」もそうだったが、全く被害がなかった当地域でも、テレビで執拗に流される地震情報や速報にお客さんの足はさっぱり止まってしまった。
昨日までが嘘のようにピタリと止まってしまうから、商売あがったりだ。
オマケに今後数ヶ月間は、震度何々規模の余震の起こる可能性が高いとか報じるもんだから、風評は益々増幅する。
原状回復するのに半年以上も掛かるのだ。
躍起で、ご当地は安全、安心と集客を促すがその効果は如何ばかり?
直接被害に遭わなかったを幸いと諦めるが、それにしろ「風評被害」も恨めしい大打撃。
そして今回も「中越沖地震」と命名された。この「中越」という文字がいただけないのだ。
嫌でも前回と同じイメージを想像させてしまうだろう。
あれだけ賑わっていた、とある有名な温泉宿、何でもお盆頃までキャンセル続きで従業員を一時解雇したと聞く。
ああ〜、やっぱりなあ〜、懸念された結果が現れ始めたようだ。
牧之庵の5周年も、とんだオマケがついたもんだ。常連さんから電話が入った。
当地の地震状況の確認と、今週末は余震が心配だから間近の地震情報をみてから、どうするかを判断すると。
すべてがこれだ!
僕の還暦の誕生日に打ち上げられた花火も、同日の突然の地震騒動で綾がつき出したそうな。
主催者サイドにクレームが殺到、悪気で強行した訳でもあるまいに軽率な判断だと誹謗される。
地震災害と直接絡めれば、確かに軽率だったと思えるが、周到に打ち上げまでの準備をしてきた側から見れば、これまたやむなきとも思われる。
皮肉にも、同日に起こった地震が一番悪い。簡単に中止もできまいし、延期したとして、何時まで延ばせばいいのやら?
何事も、咄嗟の判断が難しい。立場が違えば同一回答は望めない。
こんな所にも地震の間接被害が。
☆還暦祝いに届いた飲んべえ親爺への贈り物
還暦の数日前に、ある親しい人から贈り物が届いた。
壊れ物らしく、取扱注意が表示されていた。
包みの大きさからしては随分と重い?なにがしか甘いお酒の様な香りが漂う。
送り主からして、大凡の見当がついた。以前に何度もお酒を送ってもらっているからだ。
臭いがするって事は、瓶が割れてお酒が零れ出ているんじゃないの?
徐に梱包を解いた。すると中には、石膏で周りを固めた瓶が入っている。
長年寝かせた「紹興酒」だ!一枚の説明書きが添えられている。
瓶の中には、5年物の「紹興酒」、カメの密封性を高めるために、5層の封印がされている。
下から、ラップ、はすの葉、ろう紙、素焼き皿、竹の皮で覆い、最後にカメ全体を石膏で覆っている。
内容物は5000??(約2.8升)だ。
先日の還暦、5周年祝いに開けようか?と思ったが、好きなのは僕だけで、一人では量が多すぎる。
日本酒と同じくらいのアルコール度だから、いくら何でも一人では無理、開けたら鮮度が保たれず、諦めて後日のお楽しみってことで、土蔵の中で眠ったまま。