台風が来るってんで、県道添えに立てておいた「幟旗」を一時避難撤去した。
幸いにも風はまったく吹かず終いで撤去するには及ばなかったが、撤去してびっくりした。
風で千切れる以前に、既にすり減ってボロボロ状態、早晩交換しなくてはならなかったから無駄手間にはならなかった。
昨日の午前中は、のぼり旗なしで営業、お昼の営業を終えてから新品と取り替えた。
常日頃、立てておくのは「手打ちそば」、「ぶっかけそば」、「そば御膳」の3種類の幟旗だが、今回初めて「おにぎり」と「コーヒー」を追加した。
10月1日から「新米キャンペーン」が始まるので「おにぎり」を、店のネーミング(純手打ちそば処.お茶処牧之庵)を少しは考慮して「お茶処」の「コーヒー」も立てることとなった。
それにしろ、我が家の田圃の稲を横目にして、俄に黄金色になって来たことに改めて秋の深まりを感じとった。
牧之庵の稲もすっかり黄金色に染まってきた
今朝6時から共同作業の草刈りがあった。
以前にも何回か御紹介したが、集落の共有財産の田圃であるが、間もなく始まる収穫期を前にしての3回目の最後の草刈り作業だ。
1時間足らずで作業は終える。毎年交代で田圃の管理者が決められ、シーズンを通して田植え以降の管理をまかる。
大型機械を要する作業は、集落内の農場に作業依託し一般管理を村民共同で行う。
収穫物は貴重な村の財源であり、区費として大きな役割を担う。
最終回の作業ということで缶ビールが1本ずつ出された。
今のご時世に共同耕作なの?と、揶揄されそうだが、変貌した農村社会(人間社会)、今だからこそ希少価値のある大切なコミニテーの場なのだ。
一本の缶ビールも貴重な場繕い、暫しの四方山話に花が咲く。
さりとて日曜日の朝の1時間、蕎麦屋の親爺は長居はできず、帰宅早々そば打ちが待っていた。
またまた、柿渋の話。
いままで気が付かずにいたが、分家の庭先に1本の豆柿の木があるという。
雑柿で柿渋を作ってることを聞きつけて、「豆柿がいっぱい生ってるからもぎ取れよ」と、親爺が知らせに来た。
昔から豆柿にはタンニンが多く含まれるといわれ柿渋用に植えられてきた。
目と鼻の先にいて、今までまったく知らずにいたが、いろんな悪戯に興じていると、案外素材は近くにあるもんだ。
時間を見つけてもぎ取ることにしようか。