またまた、ガラクタ弄りが始まった。
思えば、牧之庵の開業1年前は、連日こんな事をしていたんだよね。
古い建具や古民具を綺麗に掃除して、塗装をしたり、用途替えして作り替えたり。
楽しかったなあ〜、あの頃は、拘束されない自由時間がいっぱいあって、あそこはこうして、ここにはあれを置いて、いろいろ思いを馳せると切りがなかったっけなあ。
さて今回のガラクタは、以前のブログ(9月3日)でも御紹介した「古箪笥」、その内に暇を見つけて掃除しようと水道蛇口の近い庇の下に野ざらしで放置してあった。
あれから1ヶ月以上も雨ざらしの状態、心配になって覗いてみた。
案の定、下部にカビが出始めた。こいつはヤバイ!
早速、水洗いだけはと思い立って4、5日前から寸暇を割いて綺麗に洗い、陰干しをして作業所に仮置きした。
随所に板が剥がれていて取りあえずの補修も施した。
後は、取っ手金具の補修や、取れて無くなっている金具の補充、ガラスの入れ替え、飾り金具の補修や補充、なんと言っても肝心なのは塗装だ。
まあ〜急ぐわけでもなく、自分で使うわけでもなし、ボチボチと暇つぶしに補修するんが楽しみなんで、取りあえずは一段落。
水洗いよりも、塗装の剥ぎ落としに予想外の時間を費やした。
味気ない塗装(と言うよりも、劣化して汚らしくなって)状態なので、全て綺麗に剥ぎ取った。
後は、今年沢山作っておいた「柿渋」を塗ろうって魂胆だ。
出来上がってもいないのに、面白くも何ともないが、塗装を綺麗に洗い取った苦労をご覧下されよ。
こいつに、「柿渋」を塗って、金具を補修すれば「ウウ〜ン?なかなかいい感じ!」ってなもんで、勝手に想像の域。
見向きもされなかった古タンスだが、忽ち貰い手が殺到!孫にも衣装てな訳で、独りよがりの世界?「乞うご期待!」
持ち込まれたままの古箪笥 綺麗に洗濯、塗装も落とした