あっちぇ!いがっぽい!!
最近は鉄鋼の値上がりで、鉄屑の処理が容易になったね。
最近までは、スクラップも、逆に処分量を払って業者に処理を依頼していたんだが、今では、量が纏まれば出向いて、なにがしかの代価をおいていくんだね。
イヤ〜、一時期に逆戻りだよ。歴史は繰り返されるって言われるが、正にその通りだね。
しかし、昨今は事情が違って、昔のようなバランスのとれたリサイクルじゃないんだね。
ごく限られた新興国の急激な消費が、世界的な需給バランスを崩しているだけで、好まれる情勢じゃないんだね。
鉄に限らず、ありとあらゆる物が、バランスを崩して、異常な価格推移。
処理が楽になったって、本気で喜んではいられないんだが、この時とばかりに、納屋に無造作に放置されたガラクタを処理したんだ。
友人が、スクラップ屋と顔見知りもあって、昨日、一昨日で4トンユニック車にズッパリ2台分を処理したんだ。
先日、子供会が回収してくれたばかりだが、よくもまあ、こんなにいっぱいのガラクタが収まっていたもんだと、手伝ってくれた友人が呆れていたよ。
実を言うと、昨日はね、不要になって邪魔になっていた稲籾乾燥機を、その友人が見かねて解体して処理してくれたんだ。
ちょうど定休日だったんで、僕も一緒になってバラしたんだ。
出始めの頃に買った物だから、もうかれこれ35年も前の骨董品、30アールの刈り取った籾がそっくり入る代物よ。
若かりし、模範農業青年?だった頃からの思い出の物なんだね。
もう一台、これより新しい形式の物があったんだが、専業農家を止めると同時に、知人にあげたんだ。
当時は、この2台を使って、昼夜フル稼働で、15町歩も消化したんだよ。昨日、それが完璧に姿を消した。
なんか、感慨深いものがあったね〜。若かりし頃の、我が思い出の足跡だからね。
まだあっちぇ!おもてェ〜!!
昨日は2回目の「穂肥」をしたんだ。汗ボタゴタ、20キロの肥料を機械に入れて背負う、蕎麦屋の親爺・奮闘!!
田圃の稲は、今が穂孕期(ほばらみき)といって、稲の茎の中で、幼穂(ようすい)が大きくなって、出穂の準備をしている時期なんだね。
稲にとっては、最も大切な時期で、幼穂形成には水が必要なんだね。
この時期の前までは、分けつ期といって、稲が根元から何本もの分桿を出すんだよ。
ところが、必要以上に株の本数を出させると、それぞれの株から出てくる穂長が小さくなったり、粒が小さく、実りも悪くなるんだね。
だから、この分かつ期も、余分な株を制限するために、田圃の水を全て落として、小ヒビが出るくらいまで干しあげるんだよ。
養分を吸収しないように、一旦肥料切れの状態にするんだよ。
そして、有効な株数を確保して、今時期の出穂に結びつけるったわけ?
面白くも何ともない話だね。
その面白くない話の続きだが、昨日は二回目の「穂肥」をしたってこと。
稲の体の中で、幼穂が大きく成長するために、追肥をするんだが、それを穂肥って言うんだよ。
早いところでは、一週間もすると、コシヒカリの出穂期を迎えるね。お盆には完全に出穂が終わって、開花の時期なんだね。
ちなみに、今年の稲の姿は、順調の様です。
左の写真(牧之庵の田圃、雑草はオマケ)
今年も、より美味しいおにぎりを食べて頂こうと、店の合間を割いて、一生懸命奮闘中の牧之庵の親爺が健在で居ります。暑中奮闘。