だいぶ倒れてきたね ホオズキもこんなに色付いてきた
明日の連休から稲刈りが始まるんだろうね。例年、15日の十五夜(この辺では、15日に十五夜をする。
単純に旧暦8月15日の十五夜から、1ヶ月遅れ)を境に、早い農家が先陣を切るが、今年は幾分遅れている感じもする?
牧之庵の直ぐ脇の田圃は、連日の雨で倒れてきた。
ちょっとやばい感じだが、ここに至っては、成熟寸前の倒伏だから、米質には影響ないが、作業し難くなるからね。
今宵も、お月さんがクッキリと澄み切った秋の夜を照らす。
中秋の名月(十五夜)は14日だが、満月は一日遅れの15日だそうだね。
我が地方の十五夜に、偶然にも重なった。
この辺では、お月見団子はお供えしない。代わってお正月に飾る、鏡餅状の丸いお餅をお供えするんだね。
昨日ババが、お餅屋さんに注文した。何を思ったか?ちょっと大きめに注文したそうだ。
昔は、餅米も自分で栽培して、お餅も自分の家で搗いていたんだが、ここ数十年来は、栽培しなくなったんだね。
殆どの農家が、餅米は作らなくなったんだ。
田圃が大きく(一枚30アール・3,000㎡)なってからは、手間の掛かる(その割りに収益も少ないから)餅米は敬遠されているんだね。
正直のところ、魚沼米(南魚沼、塩沢米)を作ってる方が、断然有利だからなんだよ。
だから、同じ農家でも餅米は他から買ってきて、お餅は市販の物を買ってくるか、我が家のように、お餅屋さんにお願いしてるんだね。
実はね、我が村に知る人ぞ知る有名な餅を製造している会社があるんだよ。
元は篤農家なんだけど、もうかなり前から兼業でお餅を製造し始めたんだよ。
自分の田圃には、全部「〆張り」って品種の餅米を栽培して、餅にしてスーパーなどに降ろしてるんだ。
クチコミで結構評判が出てきてね、今は、本業が加工会社になっちゃったよ。
先日も、長岡からのお客さんが、牧之庵にいらっしゃってね「塩沢に〆張りって品種でお餅を搗いて出している会社があるはずなんですが、近くでしょうかね?
私たちは、このお餅を食べたら、他の物は食べられません。工場を見学して、直接お餅を分けてはいただけないでしょうかね?」
はてさて、そこまではどうなんやら?
兎に角、会社を教えて差し上げた。
我が家では以来、自分家で食べるものは、この「〆張り餅」オンリーになった。
1年坊主の孫の大好物、ちっちゃいときからババが食べさせてきたからね。
それも、きな粉餅が特にお気に入り。でもね?ちょっぴりメタボ、可愛そうに、制限されてしまったようだ。
ちょっとばかしのメタボも、ババの所為?ババはメタボだけど、孫まで責任負わされたら、そりゃ可愛そうだよ。