今日は、ちょっとばかり欲張って、あれもこれもと予定していたが、終わってみれば畑仕事で一日暮れた。
彼岸入りしてから、まともに晴れた日が無かったが、今日は辛うじて稲刈りの出来る日になった。
それにしても日が短くなって、もたもたしていると直ぐ暗くなる。
日長の時期から見れば、3時間は外仕事が出来ないね。
茶前(朝食前)にクルミを拾って来たんよ。
それもね、昨日従兄弟に教えて貰った場所じゃないんだ。
あそこはちょっと遠いから、今日は以前から目に付けていた場所があったんだね。
毎年、一定量をコンスタントに確保するには、エリアを広げないとね。自然の生り物はサイクルがあって、今年いっぱい生ると、翌年は木が弱って休むらしいんだよ。
だから、数ヶ所見つけておかないと、安心できないんだよね。
そんなことで、今日初めての場所なんだが、辺り一面がクルミの林なんだよ。
ちょっと小振りだが、いっぱい落ちていた。だけど、時期が遅かったんだね。
随分早生種らしく、敷かれる様に落ちてはいるが、殆ど虫が食い荒らした後、それでも拾ってきたよ。
無駄じゃなかったね、今後のために開拓出来たから。
昨日下見に行った場所は、いっぱいあることが分かってるから、後日ゆっくり拾いに行くんだ。
さて、クルミは一段落、次は畑。
予定を変更して「穂紫蘇」を片付ける事にしたんだ。
ちょっと早いが全部切り取って、後処理は母親に手伝って貰った。
シソは浅根だが、しっかりと八方に根を蔓延らせて、腰を据えて両手で引かないと抜き取れない。
ゴッソリと土毎抜けるから、根に絡まった土を落とすのも一苦労。
結構手間の掛かる重労働なんだよ。
引き抜いた株を片付け、石灰、有機肥料、化成肥料を撒いて耕耘、柵上げ、播種と汗を流した。
そして、蒔いた種子は、野沢菜、薹菜(菜の花)、ホウレン草の三種類。
野沢菜は、ちょっと時期が遅すぎたが、晩秋に収穫して漬け込むが、越冬用の漬け物として大根(沢庵漬け)と共に雪国では欠かせないものなんだ。
薹菜(トウナ)、通称「菜の花」は、いったん雪の下にして、来春、雪解けと共に成長した新芽を摘んで食べるんだ。
この時期に蒔くホーレン草も同じで、いったん雪の下にする。
これら全部を蒔き終えたら、うっすらと暗くなってきた。今時期の昼は短い。
そうだ、昨日が秋分。今日からは、師走の冬至まで昼が少しずつ削られていく。
そんな短い昼の時間、親爺は懸命に精を出したが、削られた時間だけ仕残した仕事もある。
些か疲れたよ!バリが落ちたね、性能が悪くなった。
夕飯時に末娘に言われたね「お父さんは、痩せたし、剥げたし、老けたし」ってね・・・・・・・・。
やだね〜ホントに。