庭先のガマズミが色付いて久しい。ブナの葉っぱが落ちだして、カエデの天辺はほんのりと染まってきた。
山に行けば、一足早く紅葉の走りが始まったかな?
思い立てば早いのが取り柄、早速、今朝のそば打ちを前に山に行ってきたんだよ。
全体的には、まだまだ紅葉にはほど遠い感じだが、先発の漆は真っ赤っか、ナナカマドや、ガマズミも真っ赤な実を付けていた。
ババは、蕎麦屋を始める前から山の材料を生けるのが好きで、務めていた当時は、いつも長靴、軍手、剪定バサミを車中に常備していたんだね。
特に秋の紅葉時期は、目まぐるしく変化する秋から、容易に材料を頂いてきたね。蕎麦屋になってからは、決まって今日行った山に行くんだよ。いつ頃、何処に、何があるのか、大凡の見当が付くまでになっちゃったね。
でもね、本当は、共有林なのか?個人所有の山なのか?は、分からないけど、何れにしても、今までず〜と、勝手に頂戴したことになるんだね。
元を正せば、山菜だって、茸だって、すべて所有者が居られるんだから、一種の「泥棒」よ・・・・・・・。
まあ、そこは大目に見て頂いて、何たって雑木林だからね。特別、生け花の材料をちょっと頂いても、対外的には何の影響があるわけでなし、そんなわけで、ちょっぴり(かなり長いけどね)頂き続けているんだよ。
今日、頂いた材料は、ナナカマド、ホツツジ、ガマズミ等々。
ちょっと、標高が上がると秋も早い。
そんな、先取りの秋を牧之庵の入り口に生けた。ちょっと早めの秋深し。
ナナカマドの実 赤い実はガマズミ、左はホツツジ
ババが得意とする、家元「信富流?」の極意なり?????? イヤハヤ、参ったで御座る。