♪壺の中でも秋が深まり神無月も終わる
数日前のブログでちょっと触れたが、この秋に山から採ってきた材料をババが玄関先に生けた。
あらから10日も経ったが、生けた壺の中で紅葉が進んで、ガマズミは落葉した。
牧之庵の玄関先でナナカマドやホツツジが一段と色付きを増し、秋が深まる。
♪ホオズキのクラフト材
何年か前に、お客さんからホオズキのクラフトを頂いた。
袋の表皮が全く無くなって、葉脈だけになったホオズキの包袋の中に、赤い実の部分を模して、布で丸く作って入れてある(最下段の写真2枚)。
どうしたら、あんなに奇麗に表皮が無くなるんだろうか?と、不思議でならなかたんだ。
切り取ったホオズキを、そのまま軒先に吊して劣化を待ったが、葉脈も劣化してしまって、あんなに奇麗には仕上がらない?
あるとき、いつものように軽トラに乗っての山の帰り道、ラジオから面白い情報をキャッチした。
どうやら、水の中に浸して腐らせるらしい。そう、ヘチマを作る要領なんだね。
早速、大きめの実の付いたホオズキを選んで池の中に浸け置いた(写真下、上段左)。
どれ程の期間だったろうか?、3週間ほどかな?数日前に数個を取りだして水洗いしてみたんだね。
するとね、ドロドロに腐れ溶けた表皮が剥げ落ちるんだよ。葉脈を傷つけないように綺麗に洗い落とすと、それなりに現れたクモの巣模様の葉脈。
付け根の部分が、完全に腐れ切っていないようで、少し赤い部分が残っているので、もう暫く浸け置くことにしたが、おもろいね〜。
切り取って、そのまま水の中に浸して放置↑ 表皮が腐ってきたら取りあげて水洗い、ご覧の通り葉脈だけが綺麗に残る↑↓
浸水期間が足りないのか?幾分付け根の部分に赤い表皮が残ってはいるが、葉脈がしっかり現れて不思議な世界
何年か前にお客様から頂いた作品 赤い実の部分は、赤い端切れで丸く作ったもので、芯の部分は発泡スチロールを丸くしたものか?