毎シーズン、この時期になると初雪が降るのを気に掛けながら、冬支度に備えるのが雪国の宿命。
庭木や建物の雪からの備え、越冬用野菜の収穫保存、たくあん、野沢菜などの漬け込み、融雪設備の点検調整等々と、雪に備える仕事は山積する。
初雪の降る時期に、大きく左右されるこれらの仕事だが、予報を注視しながら逐次手際よく片付ける。
大きく異なる初雪の時期、時に数十日(年によっては月を跨ぐ)のバラツキもあり、単純に予想するのは至難の事だ。
畑では、種取り用のトロロアオイ(花オクラ)の実が、緑色から焦げ茶色に変わってきて、取り時期を迎えたので、全てを切り取って収納した。
池の中に浸けて腐らせたホオズキの実も、程良い案配になってきたので、水から取りあげ、包皮を綺麗に洗い落として葉脈だけにした。
トロロアオイは、その一部を種子用に利用して、残りはアレンジメント材、クラフト材として確保した。
ホオズキは、何本かの茎枝を銅線で繋いで(茎の空洞部に通して)、グリーンのテープを巻き、一本の枝に模して、それに適当な配置で実を付けた。