九月に入っても残暑厳しく、極端に降雨量の少なかった今年の夏だったが、畑では子孫を残すべく必死で堪え忍んで花を付け種子を残す。
サラダ菜として重宝される「サニーレタス」、嗜好野菜の代表格「ニラ」、実ではなく花を食べる「花オクラ(トロロアオイ)」など、それぞれに主役を終えて、なお拘る有終の美、奴等には観客のいないドラマがある。
♪ニラの花
8月に入ると薹が立ち花が咲くが、放置しておくと株が弱って葉っぱも細くなるので蕾がでたら直ぐに摘み取る。
しかし、この花がバカ綺麗なんだて。あるとき、あんまり綺麗なんで切り取らずに放置して、花を飾ってみたんだがニラ独特の臭い(強烈なネギの臭い)が強くて室内では絶対に無理だと知った。
bokusian.hateblo.jp
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牧之庵のニラは、植えて3年以上経っているので、株が混み合って葉っぱが細くなってきた。そろっと植え替えの時期がきた。
♪トロロアオイ(花オクラ)
花オクラの開花が活発になってきた。
此奴を作りだしてから今年で4年目、スタートで躓き生育遅れで背丈も低いが、なんとか開花に漕ぎ着けた。
ブログでは何度も登場したが、出来映えは今年が最悪、それでも本数だけは揃えた。そう、質より量でカバーって事よ。
本数の2割くらいは種取りとドライ用に、残りを食用に利用する。
花を摘み取らずに、そのまま付けておくと一日で落下し、やがて実が付いて種子が出来る。
花は一日で開いて夕方にはしゅぼんで、その日の夕方か遅くとも翌日中には落下する。その下から実が出来る。名前の通り「花オクラ(トロロアオイ)」、花を食用とし、実は食べられない。おかしな奴だ。食感はシャキシャキして実のオクラに似て、ネバネバ(トロロなる由来)感がある。