「あれほど続いた猛暑日だったが、お盆が過ぎたら雨、雨、また雨、朝晩めっきり涼しくなって、上掛けがないと寒くて目が覚める」。
これは、去年今頃のブログの一節だが、年が変わると、こうまでも違うのかね。
逆に雨が降らずに干ばつ状態、畑の土は真っ白に乾き切って萎れてる。確かに、朝晩は涼しくなったが、それでも寝るときにはエアコン全開、窓も全開にしなければ、熱帯夜が続く。
昨日は二百十日、そろっと夏暖簾から、秋の暖簾に掛け替える時期なんだが、9月になってもこの猛暑、真っ赤っかの秋用の暖簾は、返って暑苦しいと躊躇してきた。
だけど、時期が時期だけに、掛け替えないと秋暖簾の出番が極端に短縮されそうだ。ババは、いつでも替えられるようにと数日前から出してある(まあ、明日にでも取っ替えようかね)。
そんなこんなで、猛暑に翻弄させられる中でも、秋は着実に入り込んできた。
夕方、辺りが静まってくると、秋虫がうるさいほどの声で啼き、時折頬を横切る風は、まさしく秋風になっている。
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bokusian.hateblo.jp
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日毎に黄金色を増す稲穂は頭を垂れ、裏の畑の隅で「吾亦紅」が茶色のボンボンを膨らませた。
これも、ババの大好きな生け花材のひとつ、今朝、切り取って玄関先に生けた。
秋らしい、清楚で誇張しない正直そうな植物だ。
吾亦紅に、涼しそうな麻暖簾、この時期としてはアンバランスな構成だが、この猛暑では、なんの違和感もない。おそらく明日は、真っ赤な暖簾が背景にあって、あつあつしく秋を告げるだろうね。