「ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜〜ン」今年初めてミンミンゼミが鳴いた。
夏暖簾を、秋用の暖簾に掛け替えている時だった。
今シーズン、初めてミンミンゼミの初鳴きを聞いたのは8月22日、信州須坂の動物園だった。
ここ暫く、ミンミンゼミの鳴く声が極端に減った。「カナカナカナ」、ヒグラシゼミも珍しいほどだ。
朝の9時頃だったろうか?その間、数分足らず、直ぐに鳴き止んで以後、再び鳴くことはなかった。
我が幼少の頃は、蝉と言えばミンミンゼミが主役「ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜〜ン」と、鳴く声は夏の代名詞だった。
スイカ、花火、カブトムシ、風鈴などと、夏のキーワードに蝉は欠かせない。
秋暖簾に、掛け替えを終えた頃には、もう既に鳴き止んでいた。
さてこの「秋暖簾」だが、ずいぶんと色褪せて見窄らしい。
今年が最後と言え続けて、今朝も更新せずにそのまま掛け続ける。
なんのことはない、シーズンが過ぎると、取りあえずはの繰り返しで、作り替えるのを忘れているか、それ以上の代替品が見つからなかったの、何れかである。
掛け替えて1時間も経たない内に「お父さん、暖簾が風でおっちゃったから、止めてください」、ババが呼びに来た。
その時ジジは、屋敷周りのミョウガ畑から、沢山のミョウガを採ってきて、水洗い(味噌漬け用の下処理)をしている最中だったのよ。
話はガラリ変わって「ミョウガ」のこと。
今年はねえ〜、雨が極端に降らないから、ミョウガも枯れあがって来たのよ。
だから、ほとんど出ないだろうと諦めていたんだが、今朝、それとなく覗いてみたら出ていたんだね。
小粒だが、それなりに出てきたらしい。
夕方、塩漬けにするつもりだったんだけど、なんじゃこんじゃの雑用に追われて、仕方なく、明日の茶前に仕残しちゃたよ。
そんなことで、この秋は味噌漬け談話がまた始まるらしい?
そうそう、クルミ拾いの時期も来た。
いやはや、雑事終わりを知らないの巻。戯れ言は、そんじゃまた。