今朝、蕎麦を打っていた。今日は秋分、お彼岸の中日だ。
「ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜〜ン」??確か、遠くからそう聞こえた?ミンミンゼミじゃねっぺか?
「ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜ン、ミ〜〜ン」、少し近くに寄ってきたようで、今度は確認できる。
おかしな現象が今シーズンは多い気がする。
コンニャクの花から始まって、前回紹介した、あの白くて、どでかい「オニフスベ」なる茸の発生。つい先日まで、殆ど雨らしき雨が降らずの猛暑日の連続。そして今日は突然のミンミンゼミの出現。
まだまだ、この先に奇怪な出来事が待っているような予感がするよ。
畑、山野で植物の結実の秋を迎えた。
牧之庵の親爺は恒例のクルミ拾いの時期、十日ほど前から少しずつ拾い出した様だ。
この夏の日照りは、奥山の木々の実が不作らしい。あちらこちらから熊出没の報を耳にする。
「お父さん、今年はあちらこちらで熊が出たらしいから、クルミ拾いは止めにしたら」とババが促す、「な〜に、熊なんて山に行く度に出会ってるよ。奴さんの方から逃げていくすけに大丈夫だて、それにな、奴等に拾って貰ってるから、じょんぎ(お礼の挨拶)しに行って、貰って来ねけんねよ」。
本気で心配してくれてるんに、そりゃねいだろうと言い聞かせ、ホントは内心「ありがとよ」、でも、当の本人様は、熊なんぞは、けそらふん(知らぬ素振り)。
またまた脱線、そうそう、その「結実の秋」を生ける、ババ様の今日の花。
散りばめるボンボンは「ヒオウギ(檜扇)」の花後の果実、開花を目前の「フジバカマ」と、殻(エガ)を被った栗、遅咲きの「アスター」がアクセントに
ヒオウギの果実は秋に熟して弾けると、中から光沢のある黒い種が顔を出す
黄色の小菊の天辺から、ニョキニョキと頭を出した小坊主(名前が分からない?)、クルミ拾いに山に行ったとき、裾野で見つけて採ってきた物。おそらくは、キクイモや、アラゲハンゴンソウ、ヒマワリの花の様な感じで花弁が付いていたんだろうと想像するが?