昨日の夕方のことなんじゃがね。
「な、なんじゃこれ!??」、ミョウガ畑に添うように、白い球形の奇物が6個、並列して地上に這いでているんだ。
ほんの2日ほど前にミョウガを採った時には、なんにも気付かなかったのに、急に地上に這いでてきて、もの凄く早い時間で生長してきたんだね。
それにしても、こんな奇妙な物、今まで見たことがない。野球ボールよりちょっと大きめな球が4個、左側に大きな球が寄り添う様に2個、大きい物は20センチ近くもあるんだ。
指先で感触を確かめたら、結構弾力的で硬いんだよ。
奇妙な恰好で眺めているから、お隣の親爺が見つけて近寄ってきた。「おい、おかしなもんが出てるよ。なんだっぺな?」、親爺も初めて見たものだったよ。
兎に角、デジカメに収めて、インターネットで探してみた。
結果、「オニフスベ(ホコリタケ科)」とかいう茸だったよ。
発生時期は夏から秋、竹やぶや庭園などに発生する、やや希なキノコだそうだ。なるほど、この場所も竹やぶだ。
断面の白いうちは食用になるとあるが、不味くてどうもならんそうなんだ。大きい物は40センチにもなるそうだが、成熟すると多量の液を出して黄褐色になるそうだ。
今朝、興味深く覗いたら、小さい物は一回り大きく生長していたよ。
もう暫く観察することになりそうじゃ。でも、食べないよ。だから、食味は不明じゃぞい。