明日から「新米」だよ
ここ2年ほど、つる細工からは遠退いている。始めだすと熱中するタイプだから、時間を忘れて填り込むんだよ。
作業所には、2年前に採取して放置してある蔓がいっぱいあるんだよね。どうなんだろう?まだ使えるのかね?
虫さえ付かなければ、沸騰した熱湯に浸せば、蔓そのものは柔らかくはなるよね。
唯、新鮮さが無いから、表皮が傷ついたり、ツヤが無くなると思うんよ。
それはそうと、今日の定休日は、朝から米搗き(精米)から始まった。新米が穫れたから、あっちこっちに送り届けなくちゃいけないんだね。常連さんからのご注文、親戚や友人への贈り物、一時間以上も掛かって「コイン精米所」で搗いて来たんだ。
そいつを梱包して、宅配便で出したら半日近く掛かってしまった。
今日は蔓細工に虫がつき始めたから、その処置をしようと予定していたんだよ。でもね、予定は未定、宅急便の荷づくり等に半日を費やしてしまったよ。
一袋(玄米30キロ)精米するに約6分 11袋搗いてきた コイン精米所の精白選択ボタン(最高の精米率・上白)
蔓籠の煮沸駆除と手入れ
朝から、麺茹で釜を綺麗に掃除して、お湯を沸かしておいたんだよ。そう、店内にある蔓物は、一つ残らず厨房に集めて、沸騰したお湯の中で処置をする。よ〜く見ると、あちこちに虫穴が確認できる。熱湯に浸す時間は、概ね5分、し終えたら天日で乾燥させるんが、生憎、完璧の空模様とは言えきれず。
兎に角、釜に浸して天日干し、柿渋を塗る時間がなかったから、取りあえず乾かして、明日の営業に間に合うように復元したよ。
それにしろ、集めてみればビックリするほど蔓籠が多い。
煮沸して 天日乾燥
添え物も新しく
ホオズキは、今年採れた新しい物に交換した。大きな蔓籠には、畑で赤く色付いた「飾り茄子」を飾ったよ。
すっかり仕終えたら、6時を回っていたんだね。
飾り茄子とホオズキ
ちょうど仕終わった頃、ババがお産の娘を見舞って、一緒に連れていった孫と帰ってきた。
何となく、いつものように忙しいだけの休日だったね。
過ぎてみれば、これだけのことで一日が暮れた。
深まる秋、短くなった昼、冬用暖簾の柿渋染めを仕残した。
今日から「しおざわ新米キャンペーン」の解禁日。生憎、スタートは定休日だったんだね。