☆案内看板が出来上がった
数日前から仕掛かっていた牧之庵の案内看板が出来上がった。
今掲げてある物は、八年前の開業時に作ったやつだが、風雨に曝されて長い年月、所詮は木の板だから、何れは朽ちる。
それでも、長持ちした方だが、さすがに限界、今回交換するためにせっせと作っていたんだね。
今日、最終工程の彫り込み文字の色付けが終え、取り替えるだけとなった。
ところが、取り付け方法に変更が生じたんだ。
今までは、添え木に抱かせて取り付けていたんだが、その添え木自体も老化が激しく、現状のままでは直ぐに朽ちてしまう。
やむなく、今度は吊り下げ方法に変更することにした。
金属で取り付けようか、はてまた紐状のもので吊り下げるか?
思案の末、縄で吊り下げるのが風流かと?
そんなんで、取りあえず縄を通す穴だけはあけた。
近日中に、近くの友人に手伝って貰って掛け替える事にしてあるんだね。
☆紅花のドライフラワーが出来上がるが
紅花が程良くドライになってきた(写真左上)。
ところが、メーンに飾ろうとしていた内玄関の蔓籠(写真右上の吊してあるツル篭)に、木喰い虫が入り込んで、表皮を残して内部はスカスカに食い荒らされた。
この籠は、開業時に職場の友人(蔓細工の師匠)からの頂き物だが、残念ながら取り替えを余儀なくされたんだ。
特にね、この材料は「葛(クズ)の木」を使ってるから、虫が特別に付きやすいんだね。
困ったなあ〜?
よっしゃ、ひとつやってみるべか。
ツル細工は、ここ何年かは触ってもいない。だが、材料のツル(全部がアケビ蔓)は、以前たくさん採って保存して置いた(写真左下)。
しかし、まだ使えるかな?試しに水に浸して材料を確認したら、おお!こいつはいけるぞ!二昼夜ほど浸して(写真右上)編みあげた。
編み上げて、一昼夜はど陰干しをして、柿渋を重ね塗り(写真下)して完成した。
時間短縮にと、下部に竹で編んだ使い捨てのカゴを転用したから、早速ババが注文をつけてきた。
「お父さん、何これ?折角作ったのに、一番目立つ底がこれじゃ駄目よ!」
やっぱりな、言われると思っていたが手抜きがバレてしもうたわいね。
「ああ、おれも作りながらやばいな?とは思っていたんだが、まあ、暇なとき作り替えるから、取りあえずは使っておけや」
昨日の夜、古い紅花ごと篭を掛け替えたが、紅花は少し早すぎるらしい。
出来具合を見計らって、ババが贅沢に紅ドラを飾るだろうね。
花が無いだけ、余計にパンツを履かせたカゴが目立つ。