ツルウメモドキは、実の表皮が弾ける前に採ってくる(しっかりと実が固まって、表皮が幾分黄色味がかった頃が適期かな?)が、切り取ってから、一日吊り下げて置くと、翌日には殻(表皮)が弾けて、中から真っ赤な実が現れる。
山野から、採集して吊り下げておくと、ババが葉っぱを一つずつ鋏で切り落とす。
手で引っ張って葉を抜き取ると、折角の実が一緒にもぎ取られるそうなんじゃ。
いやはや、何一つとっても、なんじゃかんだと手間が掛かるんじゃね。
クルミも前述の如く、茸とて下処理は手間が掛かる、ツルウメモドキとて、容姿整えて、見たくれを良くするまでには、それなりに手間が掛かっとるんじゃよ。
何事も、内に秘めた苦労があればこそ、そいつが深ければ深いほど、接する人々に感銘を与えるんじゃろうね。
さてそのツルウメモドキじゃが、蓮の花托を添えて、ババが玄関先に飾った。
今年の秋は、紅葉が遅い?ひょっとして紅葉しないんじゃなかろうか?
色付かぬして落葉が始まっちょる?