今朝は小雨が降っていた。
週末を控え、今シーズン2回目の生け材(深まりし秋の紅葉を生けるため)を求めて山に行ってきた。
山に入ってビックリ!想像以上に秋が深まった。
そう言えば、ここ数日間は、吐く息が白くなるほど、朝晩の冷え込みが一段と強かったから紅葉が進んだ様だ。
今シーズン、初めて秋の材料を採ってきてのが4日前、予定外だったから充分な水あげをしないままにババが生けた。
結果は予想通りで、日持ちが悪く5日間程度の寿命だった。
それに懲りて、今回はじっくり一日を費やして、池の中で水あげをした。
ババがよく言う「山のもんは、しっかりと水あげをしないと日持ちが悪い」と言うんだね。
ちょっと、見たくれが悪い程にみすぼらしくなっちゃったが、週末を控えて我慢したようだ。
その代わりに、暫く前に採ってきた「ツルウメモドキ」の飾り残りを、殆ど使い切ったらしい。あちこちに、赤い実がぶら下がっている。
そろっと、餌が無くなってきたのか、野鳩が飾った実を食べ漁ってきた。
駐車場に面する大八車の格納庫にも、ツルウメモドキやハスの花托が飾ってあるが、それらに被害が出始めた。
花托は頭を頸部から食い千切って、硬くなった実を食べたようで、その残骸が散らばっている。
秋の深まりが早いだけ、雪降りを待たずにこいつ等に荒らされて、見る影も無くなりそうだよ。
例年、この時期になると、真っ赤に色付いたカエデの葉っぱを一枚天ぷらに添える。
しかし、種明かしをすると、この時期は時期が早すぎて間に合わないんだね。だから、前の年に綺麗に染まった葉っぱを採ってきて、冷凍保存しておくんだよ。そいつを徐々に使い出して、紅葉が本格的になる頃まで使っていたんだね。
ところが、今年は完璧に色付いたんだね。初っぱなから、今年のシーズン物が使えるよ。これもビックリだね。