☆木の芽(山椒の新芽)
こいつが出ると、春が来たなあ〜って実感が強くなる。
先日、とある温泉宿に行ったとき、出かけの木の芽の香りを頂いて、新鮮な芳香に春を感じ取った。
牧之庵の庭にも、数本の山椒の木が植えてある。
先日の添え物の木の芽に思いを馳せ、ふと覗いてみると木の芽が程良い大きさに若葉を開かせていた。
早速、小枝を切って水を入れた容器に差して、必要に応じてニシン煮や、お新香、煮しめ等に添えている。
☆コシアブラ
お昼の営業を終えてから、近くの山に山菜の下見に行ってきた。
主な目的は、コシアブラの芽吹きの状況調査なんだね。
そろっと、山肌にブナの黄緑色が見えてきた。こいつの染まり具合で、木々の芽吹きや、ゼンマイ等の成長の度合いが分かるんだよ。
まだちょっと、色付きが薄い感じだが、時期を定めるために先ずは事前調査が必要って訳なんだ?
予想通りまだ早かったね。
陽当たりの良い場所に、特別成長の早い一本の木を発見。ちょっとだけど採ってきた。
早速、夕方のお客様にババが天麩羅にしてお出しした。
☆木の芽(我が地方では、アケビの新芽の事を指す)
日本酒の肴(つまみ)には、これが最高!
サッと茹でてウズラの卵や花カツオを掛け、醤油を掛けていただく。
ほろ苦くて日本酒と相性が良い。
まだ芽吹き間もなくだが、ほんの少し摘んできた。
コシアブラと共に、今年の「初もん(もの)」だ。
☆ゼンマイ
まったく予想もしない物に出会した。
そう、ゼンマイなんだね。まさか、ゼンマイまで出ていようとは、春が早いんだね!
最初は、どうせ先走りのあわてん坊なんだろう?って、放っておいたんだが、結構出てるんだよ。
まてよ?あそこにも、そこにも、こりゃ採った方が懸命だな?採りだしたんだ。
まあ、初門にしては、上出来のスタートだったね。