☆最後の紅花
紅花は種子取りを残して、今朝すべてを切り取った。切り花用に三回に分けて切り取ったが、本数にすると500本以上はあったそうだ。一回目は内玄関の生け花コーナーに、ドッサリと一抱え切り取って飾った。二回目の半分は駐車場の大八車の上に飾って、残りは好きな人に分けてあげた。
そして今日が最後の切り取りだが、ババは今度、外玄関の木桶に生けた。何処を向いても、紅花、ベニバナ、べにばな、紅花づくしだ!!!
桔梗(キキョウ)と紅花を、カスミソウが暈かしている。ババが好むスタイルだ。
何処彼処、紅花が生けられている 完全に咲かせ切ってから、水からあげてドライフラワーで仕上げるらしい。
☆ネジバナ(別名:モジズリ)
ネジバナが花盛りだ。
ホントに可笑しな花、よ〜く見ていると、なかなか綺麗な花だ。ただ、クルクル螺旋状に巻かって花を付けるから、不思議な花だ。
何でわざわざ巻いてるんだ?これもね〜、同じ方向に巻いてるんじゃないんだね。右回り、左回り、いろいろなんだよ。
牧之庵には、15本くらいしか育ってないから確率は分からないが、大体半々みたいだね。
この「ネジバナ」だが、ラン科の多年草なんだね。牧之庵に現存するやつは掘り取ってきたものだが、陽当たりのいい芝生の中なんか、最高の場所みたいだ。所構わず増えるから、簡単に栽培できるんだな、と思いきや、結構神経質なんだね。
繊細って言うより、このランの類は、種子が極めて小さいから、発芽しても種子の中の養分が少ないから、単独では成長できないらしいんだね。そこで、こいつもずる賢くて、人様の厄介になるんだよ。土壌細菌とか言う奴に助けを乞うて、発芽を手助けして貰うんだそうな。その菌を「キンコンカン」じゃなくて、「菌根菌」と呼ぶんだそうよ?
ネジバナは、単独で栽培しようと、鉢植えに寄せ植えなんかで試みるが、なかなか難しいらしい。いや、かなり難しいそうなんだね。
詳しい事は、よう分からないんだけど、勝手に零れ種で近くの鉢に落ちて、難なく立派に育つが、これ単独で鉢植えにしようと思っても、なかなか至難の技らしいんだね。
いつの間にか、枯れたり無くなってしまうのは、この「菌根菌」と共生しているからだそうだ。
ところがね、これまたビックリ、っていうか偶然!
「おらほの一番」で、床屋さんの漫画昔話を紹介したでしょう。そこの床屋さんに、鉢植のネジバナがあったんだよ。それも、二鉢もね。
思い出して、今日店が終わってから写真を撮らせて貰ってきたんだ。紹介するね。
ほらね、凄いでしょう?野原で、もの凄く群生してるやつは方々で見掛けるけど、鉢植えは初めて見たね!
そしたら、手掛けていた五作の漫画が全作出来上がったとかで、新に、三作お借りしてきたよ。実にラッキーだった。明日以降、またご紹介できますよ。
ちなみに、今日いただいてきたのは「まきはた山って なぜ?」「滝谷神社の大杉」「雲洞庵の化け物」の三作。