☆クルミ拾いと、クズレ(アマンダレ)
深まりし秋の一日、田圃の稲は殆ど無くなり、コンバイン(稲刈り機)に代わってトラクターの耕起の音。
連休が明けたかと思いきや、忙しそうに朝晩飛び回る蕎麦屋の親爺がいた。
なんじゃない、クルミ拾いなんじゃよ。
今年は胡桃の落果が早いと嘆いてきたが、予想外の早さで、拾う時期を失してしまった。従って、今まで拾った量では、牧之庵で使用すべく、一年分の絶対量が足らないんだね。
今のところ、例年の6割程度なんだよ。だから親爺は、せっせと頑張っちょるんよ。
今朝も拾いに出掛けたし、お昼の営業を終えてからも行ってきたんだ。
いつも行っている場所のうち、一ヶ所は今年は不作、もう一ヶ所は拾い上げた。今日行ってきたのは、まったくの新開地。それでも、いっぱい拾って来た。それも、今朝拾っていた場所に地元の人が来られて、親切にもこの場所を教えてくださったんだね。
朝食前に出掛けてきた場所は、沢クルミで、文字通り、沢にクルミが繁殖していて、落下したクルミは、沢に流れる水の中だから、流れてしまうんだ。ところがね、案配がいいことに、逆に上流から流れてきた物が、浅瀬や淵に引っ掛かって、場所によっては相当量が苦労せずに拾えるんだ。
朝は、労せず流れクルミをゲットした。
クルミを拾っていると、ふと真ん前に茸がいっぱい!アマンダレだ!クルミもいっぱい落ちてる。
二つの籠がクルミと、アマンダレで満杯になった。時計を見たら、夜の開店10分前、ちょっと慌てて家路についた。
☆赤ナス(飾り茄子)
畑の赤ナスが切り取り適期になった。この実が、すべて真っ赤になるまで放置しておくと、最初に色付いた下部の大きな実が、熟しすぎてしまう。多少、黄色や白の未熟実があっても、これはこれでアクセントがあって面白い。
大分、丈を伸したので、添え木をしないと折れてしまう。
一株ずつに竹で補強して飾った。赤ナスも秋の深まりし証である。