今日は定休日なんだけど、団体さんからの予約を頂戴して牧之庵は限定で店を開けた。
春先の大震災以降、半端じゃない落ち込みだから、大口の団体さんは、ホントに有り難いね。定休日だなんて、そんな贅沢を言ってられない状況だ。
ホントに半端じゃなく寒いね。西高東低の冬型の気圧配置とか?、季節は秋を忘れて1ヶ月以上も狂っている。
お客様がお蕎麦を食べてる最中に「ゴロゴロ、ゴロゴロ」と、天竺では、まさか雪下ろしでもあるまいが、雷が鳴っていた。
そんなわけで、今朝から殆ど終日雨降り、定休日だから知ってるお客さんは来ないから、団体さんを済ませれば後は自由時間なんだけど、この冷たい雨と慣れない寒さじゃ遣る気もおきないよ。
実は、昨日から「そば御膳」用の古い膳を綺麗に洗って柿渋を塗り、今朝も雨が降っていなかったから重ね塗りをして、野外で乾燥する予定だったんだね。
いつ頃から降ってきたのか、厨房での仕事の最中、知らずに屋外に放置して濡れてしまった。
明後日にお越しの団体さんは、そば御膳のオーダーなんだね。ところが、そんなにお揃いの古い膳が無くて、5客分ほど足りなくなったんだ。
仕方ないから代用(揃えようにも、そう簡単に昔の膳は見つからない)に、ちょっと形は違うけど、そいつを使うことにして、柿渋を塗っていたんだね。
その作業も、この雨じゃ野外作業は無理だから、家に入れての継続作業、どうにかそれなりに仕上がってきた。
残り時間は、この前仕残した蕎麦盛用の器に塗料を塗って、今日も寒々しい一日が終わる。