♪胡桃(クルミ)」
「ええ〜、もうたいたんか(なくなったのか)?」。
お盆中は、クルミなどに関わっていられないと、事前に見越した量のクルミを割る。
急に無くなったと言われても、一晩は水に浸けておかないと、炒っても焦げるだけで口が開かないので、結局は間に合わないのだ。
1回に数百個のクルミを、炒って割るんだが、想像以上に手間の掛かる作業なんだ。
お盆中くらいは、それなりのお客さんが来られるから、クルミの消費量(処理量)も半端じゃなく多くなる。
待ち時間が長くなればなるほど、クルミの量も多くなり、親爺の雑事も増えるって訳じゃよ。
それにね〜、困ったことは飛び散ったクルミの実、特に、お子連れはひどい!
お子様には、大人が処理してください、なんて言えないから、テーブルの上から、畳、座布団の上まで、そりゃもう見事なまでよ。それを踏んづけて遊び回るから、こんどは畳の編み目の中までへばり付いたり、黒い畳の縁(へり)に付くから、その汚さが苦になってね。なかなか掃除する人も大変なのよ。殻もいっぱい出るしね。
だれが頼んだ訳じゃなし。勝手に拾って、勝手に処理して、勝手に口説いて、そりゃ無いぜってか(分かってる、分かってるよ、そんなことぐらいは)
でもね〜、いままでに処理したクルミを、一堂に会したら、そりゃ〜半端じゃないね、ビックリするほどの、ものすごい量だろて。
口説きながらの脇役との付き合い、よっぽどじゃないと務まらないよ。ホントにホントよ。
あれやこれやと言ってるうちに、今年もまたクルミ拾いの時期が近づいたよ。
昔から、二百十日(今年は8月31日)を過ぎれば、クルミの実が入って食べられると聞かされてきたが、早いもんで、直ぐそこまで来たね。
♪木天蓼(マタタビ)
今日、小出ししたマタタビの表皮の色が、あまりにも長く漬け込んだ色になっていたので、おかしいな?と、漬け容器を確認したんだよ。
7月16日に漬けたばかりなのに、1年も経過した様な色、実の締まりも悪い?何でだろう?
いつもと同じように漬けたのに?兎に角、このまま放置して置いたんでは、長期の保存が利かずに使い物にならなくなる。
早速、水気を抜いて、再度多めの塩で漬け直した。
考えられることは、今年の夏が暑すぎたって事と、塩の量が少なすぎたんでは?って事ぐらい。
何とか早期に気づいて良かった。危機一髪、全てを駄目にする寸前だったよ。
♪味噌漬け
もう何回となく綴ってきた味噌漬け談話。
良い案配にキュウリが出来てきた。浅漬けを小出しして出来具合を確認、のつもりだったが?思いの外、出来映え上々(自称自賛)、気を良くしてか、一部、店の脇役に顔を出した(迷惑がってる他人様もいるとか?)様だ。
してまた、新材料が出始めた↓(ミョウガ) 親爺は既に準備モードに入ったそうだ。