※雑事爺、暮れになって何してんだよ!
あっと言う間に、今年も師走に入ってしもうたわい。
はやい、早い、まったく早い!
老い先短いジジの貴重な時間なんだから、もう少しゆっくり過ぎ去ってよと思うんだが、はやい、早い、まったく早い!
時間は待ってはくれない。それは勝手に思う爺の独り善がり。
ホントにホント、これはジジの実感なりよ。
この一年、何があったの、何をしたの?・・・・・?マジに、真面に問われても、その記憶は辿れない。
だけどね、回るフイルムを一寸止めて、ゆっくりと回してみたら、それはそれで忙しそうに走り回る爺の姿が映し出されるかもよ・・・・(と、本人は申してござる)。
その一コマを覗いて見れば・・・・・・・・(居た居た、雑事様が!)。
そのご老体だが、ここしばらくは、随分静かだな〜と思いきや、何じゃない?・・・・・・。
相変わらずの雑事様、とんでもないことしてるでごじゃるで。
どうでもいいけど、なにしとるんじゃい!
そいつがね〜、なんでもね〜けど、車庫の補修工事とかで張り切っちょる。
その歳喰らって、そんなもん、何でそんな爺がするんじやよ?
まあ、そんなこと知ったこっちゃなかっぺや。
兎に角、補修工事をしてるんじゃて。
しかしね〜、器用な人もいたもんじゃが、なんでもかんでも自分でしちゃうって、これってどうなんかね?
まさに、器用貧乏、その先、虻蜂つかずよ。
まあ、それはそれとして、ちょっと覗いて見てもよかろうよ。
ほれ、蕎麦屋の親爺、歳に似合わずがんばっちょるよ。
車庫のコンクリート床に亀裂が生じて沈下して、基礎コンクリとも沈下した。足場を組んでジャッキアップ、建物を浮かして基礎を作って補強した。
実を言うとね〜、これって大変な事なんだよ。建物を持ち上げて、浮かした状態で基礎を作って補強する。
まあ、簡単にはできないよ。ジッチャマもよくやるよ。ホントにホントよ。
なんで基礎がって事だけど。実を言うと凍結の悪戯なんだよ。
凍るって現象は、もの凄いパワーが作用するんだね。そう、そのパワーは家までも持ち上げてしまうんだよ。
要するに、冬期の消雪に利用する地下水が車庫に流れ込み、床のコンクリートの亀裂から浸透して凍結し、基礎のコンクリートまで負荷を加えて沈下してしまったんだ。
凍結って、もの凄いパワーなんだね。(ガラスの容器でも簡単に割っちゃうもんね)