※昨日は冬、今日は夏、暦の上では「立夏」、狂ってる!
異常気象で「春」の出番が薄れてる
昨日(5月9日)は、ホントに寒かったね。葉菜(サラダコマツナなど)を収穫して外のポンプ(消雪用の井戸)で水洗いをしていたら、指先があまりの冷めたさで痺れてきた!まさかこの時期に凍傷になるわけがないだろうが、指先が麻痺して作業が出来ない。家に飛び込んで温水に浸してきた。部屋では朝から出番を失っていたストーブが得意気に仕事をしている。
昨日の今日、今度は一転して暑いほどの気温。これほどの寒暖差では体調も狂っちゃうよ。
こんな異常気象に振り回されるのは人間様だけじゃない。一番に反応するのは自然界の生物。狂い咲きをしている花々だが、ヤマボウシなどは、通年の状態よりも花芽の付きが悪かった様だ?花が咲き出したが、ツツジなどに比べたら、この春は凶作じゃよ。
我が家の庭先ではツツジの独占ショー、今が開花のピークを迎えた。
前庭でツツジの開花ショー、紅白のヒラドツツジがビッシリの花を魅せる。これまでに見たことも無い怪奇現象、
今日の庭先では「ツツジ」の一人舞台、引き継いで第二部は「ヤマボウシ・ウツギ」が稽古を終えて出番を待っている(写真下)。中でも早咲きの「ヒメウツギ、白バナタニウツギ」は、待ちきれずに飛び出した。冬になったり夏になったりで、奴らも出番が分からず戸惑っている。
シロバナタニウツギ(写真上)、左上方にヤマボウシも開花を始めた。予想もつかない今年の晩春(いや、立夏が過ぎたから、もう初夏か)だね~。
ウツギ仲間で真っ先に咲き出した「ヒメウツギ」。俗に言われる卯の花「ウツギ」は、もうちょっと先、旧暦の4月(卯月)に咲くことから卯の花と呼ばれるが、我が地方では5月の中旬頃から開花する。「卯の花の匂う垣根に ホトトギス 早も来鳴きて・・・・♪♫」と歌われる童謡、唱歌の「夏は来ぬ」。夏が来ぬとは夏が来ないじゃなくて、夏が来たって事だそうな。やはり「卯の花さきて夏が来た」って事なんだね。そんなの今の季節には合わないよ!咲きそろう前に真夏になっちゃった!そんなこんなで冬に後戻り?娑婆も天竺も狂いっぱなしで予測不能じゃて。