卯の花の匂う垣根に、時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて、忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ
五月やみ蛍飛び交い、水鶏(くいな)鳴き、卯の花咲きて、早苗(さなえ)植えわたす、夏は来ぬ
懐かしい小学生唱歌(童謡・唱歌)、夏は来ぬの一番と、五番の歌詞だ。
卯の花が咲き出すと、自ずと「夏は来ぬ」を口ずさみ、初夏の訪れを感じさせられるね。
ブログを綴って4回目の卯の花の時期、その都度、その年のウツギ類、取り分け「卯の花」を紹介してきた。
牧之庵には、数種類のウツギの仲間が育っている。
一足早く咲き出すのが「シロバナタニウツギ」、少し遅れて「ヒメウツギ」、数日前から「バイカウツギ」の先走りが花を見せて、主役の「卯の花(ウツギ)」も、走り花が一つ二つと開いてきた。
咲き始めた「バイカウツギ」 下の白い花は、満開を過ぎて散りだした↑「ヒメウツギ」
この卯の花だが、魚沼地方の山では殆ど見かけないんだよ。
ウツギ(卯の花)の開花は、まだ数えるほど
この辺では、真っ赤な「タニウツギ」が通常のウツギなんだね。
現存する牧之庵のウツギは、希に、と言うより偶然にも、近くの山で一株見つけ、挿し木の穂木を戴いてきて殖やしたものなんだね。
珍しいと思うんだけど、この赤花もあるんだね。
図鑑を調べても、とんと分からないから、勝手に「アカバナウツギ」と呼んでるけど、どなたか正式名を知っていたら、教えてほしいんだけどね。
こいつが、アカバナの「ウツギ(卯の花)」 誰か、正式名を教えてくださいね
そんなんで、今日は暖かな日和だから、夕方までには、もっと開いてくるんじゃないかね?
ほんとに暖かい、夏は来ぬ。
今は、ヤマボウシが主役だね。いっぱいの花を付けたよ。