此処2、3日の寒さで、遠く高山では山頂から紅葉が始まった。
日一日と山々は模様替え、里山もすっかり深まった秋の一日、紅葉も間もなくだ。
今日の牧之庵は「ぶっかけ蕎麦デー」だった。
先週の週末は「そば御膳」が主で、ぶっかけは影を潜めていたが、今日はどうしたことか?
古いドンブリが殆ど出尽くした。
昨日の定休日に信州栄村の道の駅で買ってきた大根が大活躍。
それに今日は「常連さんデー」でもあった。
2日前に、牧之庵から新米を求められて、知り合いに発送されていたお客さんが今日も来ていただいた。
近くのリゾートマンションにいらしゃって、今日は「南山焼(旧塩沢町にある窯)」の花器をお買い求めになられた由。
ババの生けた「ガマズミ」を殊の外お気に召され、今日買って来られた花器に生けてみたいらしいご様子。
早速、裏庭から切ってきた。コマユミも真っ赤なかんざしを付けて今が最盛期、一緒に切り取って帰り際に差し上げた。
昨日とは、ほんのちょっと変わった装いを、瞬時に感じ取って下さる。
大したことは何もしていないのに、敏感に喜んで下さるお客様、さり気ない心尽くしを恐縮する程に受け止めて下さって、反対に僕達がお客様から感動をいただいている様だ。
もう1人のお客さん。
かなりのご高齢の方らしい?帰り際に和紙に書かれた横書きの書をいただいた。
歌人、九条武子の作品をしたためたものだ。
「一年を また如何にして たまきはる 命つくづく かえりみ思う」東京の杉並区にお住まいの「小野寺操」先生画、雅号は紫雲、八十八歳と伺って、またビックリ!
横書きの大作なので、表具をする間、時間をいただいて出来上がってからご紹介したいと思っています。
今日いただいた作品ですが、一寸ご紹介したいと思います。
みたままつり2004年(靖国神社)出品(奉納)作品(懸け雪洞)