師走に入って最初の定休日。
今日も作業所の修理と決め込んでいた。
外壁の下地が出来上がってホームセンターから波トタンを買ってきて張る計画だ。
このところ、定休日は天気回りが悪くて今日も小雨、さすがにこの時期は日中になっても気温が上がらなく、手がかじかんで手袋をしていると作業がやりにくい。
こんな天気では、4時頃から薄暗くなって、思うように捗らない。
一日で仕上げる予定が、仕残してしまった。
明日7日は、二十四節気の「大雪」だ、冬も寒さも本格的になってきた。
遅い昼飯を食べて作業を続けているとババが呼んだ。
庵地焼・籏野窯から宅配便が届いた。
小荷物を開くと中には、小鉢5枚と先日ご紹介した「津村節子著書・土恋」の書籍と一通のお手紙が添えられていた。
何と律儀な人たちなんだろう。苦労して作り上げた焼き物なのに、恐縮してしまった。
お手紙には「・・・・・一度伺いたいと思っていましたので、本当にたのしい一日になりました。
・・・・・私たちも、お二人のように作ることを楽しんで、生きることを楽しんで、使う人に喜んでもらえる器をこれからも作っていこうと思います。・・・・・・
2006.12月5日」と書かれていた。
作品には、作る人の人柄と心が写しだされるというが、庵地焼の人々は、家族で言え尽くせないほどの苦労を乗り越えて窯を守ってきただけに、並々ならぬ情熱と執念が感じ取れる。
器一つ一つに真心がこもっているから、形も色合いも使い勝手も、そこから滲み出るものなんだなあ〜。
しみじみと心底から感じさせられた今日だった。
そこには
修練された技と真心
庵地焼の窯、一筋に情熱を注ぐ
「土恋」の人がいた
「土恋」食器だけ作って下せえの。おめさんの食器は日本一仕え易いけえ。と・・・・・・・。
器の色が実際の物とは相当違って失礼ですが、僕の写真技術ではどうしようもありません。