新年を迎えて早々、庵地焼「籏野窯」から注文しておいた焼き物が届いた。昨年の師走に窯元の皆さんが遊びに来られた際に、何となく催促してしまったようで恐縮だったが、昨年の最後の焼き窯に空きのスペースが少々あった様で以前(もう2年以上)注文してあった数点の内の「3寸小皿」が出来上がった。以前のブログでご紹介した様に「庵地焼」は完全手作りのため手間が掛かるのだ。併せて近年は、人気を得て注文が殺到している様で、待ちの2年は当たり前の事。それでも、出来上がって来た時の喜びは倍増する。
この小皿は、薬味やおしんこ用にとオーダーしておいたのだが、残りの注文品は何だったんだか詳しくは覚えていない?。何れにしろ、牧之庵のお盆に添える焼き物が一品増えて、好き者のお客さんには喜んでいただけるだろう。
庵地焼は素朴で一見何の変哲もないが、使いやすさと扱いやすさは天下一品、使いば使うほど、時を経て独特の味わいが増してくる。どれ一つとして同じ物がなく、それそれがそれぞれに異なった味わいを持っている。