牧之庵のテーブルの上に、親爺が前年の秋に時間を見つけては山から拾ってきた「クルミ」がのっかっている。
秋の恵みは、その年の自然環境によって収穫が左右されるが、此処2、3年は何とか間に合っているようだ。
お客さんの待ち時間の暇つぶしと、ちょっとしたビールのおつまみにとお出ししているが、無くなり次第で終わりってわけ。
去年は、山の生り物(木の実)が不作で、全国的に熊の出没が記憶に新しい。
そんなわけで、牧之庵も収穫量が少なくて、辛うじてこの連休には間に合う程度だ。
お客さんによく聞かれる事。
「クルミはどうして割ればいいんですか?」、僕も素人だから試行錯誤で要約上手になった程度なんです。
聞かれたときは、口頭で簡単にお教えしていますが、今日も割ったので、説明してみましょう。
☆クルミの割り方
①割ろうとするクルミを容器(漬け物用のポリ樽が重宝)に入れて水を注ぎます。クルミは軽いため浮き上がります。
水の中にスッポリ埋まる様に蓋(何でもいいですが、容器より幾分小さめ)をして重石をします。
そのまま1時間くらい水に浸けておきます。
②水に浸けたクルミをボテに移し水を切ります。重ならない程度の量を炒り鍋(フライパン)にあけ、シャモジで焦げないように中火で炒ります。
強火だと焦げてしまいますので、煙が出ない程度の火加減がいいでしょう。
暫くすると口が開いて来ます。ちょっと開いた程度で容器に取ります。
③クルミの上部に割れ目が入っていますから、クルミ割り機(厚手のナイフ、ナタ、不要となった包丁など)で割れ目に沿って二つ割りにして終了です。割るときに、手を切らないように注意してください。
★ひとりごと追伸・・・・明日は定休日。しかし、連休を前にして、することがいっぱい!。そばつゆの「かえし」を作らなくちゃなんね。前回作った「かえし」は、残り僅かになってしまっていた。ほんとは、もっと早くに作らなくちゃ、と思いきや、なかなか思うようにいがんもんだ。「かえし」作りは、たっぷり一日興業だ。それに、山菜が気になっちゃう!明日のあさげにでも様子見に行ってきてな?そうは言っても、親爺の行きつけは信州までだすけ、そう簡単にはいがんねがだて。だども・・・・明日のあさげ、むっくら起きに行ってきてみるかなあ?4時か?