「ババ〜、ジジ〜」昨日の閉店時間を過ぎて、最後のお客様がお帰りになろうとしていた時、町場に新居を構えた二女の長男がパパと自転車を連ねてきた。
実は、数日前から自転車の補助車輪がとれて上手に乗りこなせる様になったのだ。
首にタオルを巻いた5歳の孫、途中で国道を横切り、河川を渡る上り坂もある2?ほどの距離を一挙に走ってきたという。
「愛斗が自転車で行くと、ババとジジが喜ぶかな?」そう言って来たんだとか。
ママから電話が入った「今、愛斗とパパが自転車で行ったから、もうすぐ着く頃だよ」、もう既に着いていた。
「ええ!もう着いたの?」大好きなパパと二人で自転車を連ねての初めての遠乗り、余程嬉しかったのだろう。
牧之庵の小路を曲がるなり、大声で到着を誇示する。帰り際のお客さんも苦笑い。
思えば、牧之庵ももうすぐ5歳、この孫も牧之庵開業の頃は8ヶ月、今や牧之庵で育ってきて満5歳になった。
保育園の年長さん、来春はピカピカの1年生だ。
自転車に乗って遠乗り出来るような、そんな歳月が流れていたんだね。
孫は益々成長盛り、ジジは還暦を迎える初老の身。
先日の還暦の同期会の案内ではないが「不思議なくらいに遠くにきちゃった」