稲の出穂を前にして、梅雨の切り上がりが悪く、ジメジメした雨の日が続く。
初夏の始まりは高温で推移したが、此処に来て真夏日にしては低温な日々が続いている。
昨日今日と牧之庵はエアコンが不要だし、夜は肌寒いほどに涼しい。
こんな涼しい夏だが、牧之庵の池の縁にアブラゼミの孵化した抜け殻がシャガの葉に10個ほど集まっているのを発見した。
ジジジジーと啼く蝉の声は、真夏の象徴だが、蒸し暑さを余計に増幅する。
幼虫は5年もの間、地中で過ごし、成虫になって地上に出ると、僅か2.3週間の寿命だという。
その蝉も、地上には出たものの、連日の雨で精一杯啼くこともままならずだ。
無論、今日のような雨の日は、蝉の啼く声は聞かれない。
今日は「土用の丑の日」、土用のウナギの日だが、生憎の低温と雨で気分が伴わない。
されどウナギは、一日早く、昨晩いただいた。大好物の鰻だが、もうひとつ、季節感が伴わない。
やっぱり鰻は、小汗を掻きながら頬張る様がよく似合う。今が夏?土用の丑の鰻なの?だ。
出穂を待ちかまえている水稲は、桿に幼穂を形成して、お腹を膨らませている。
この時期は「穂ばらみ期」といって一番大切な時期、来月に入って15日前後に出穂期を迎えるが、稲もまた、灼熱の太陽を待っている。
今日も一日雨日和、畑の野菜も元気がない。
雨続きで、キュウリもナス、トマトも下葉が枯れあがってきた。
みんな、みんなが真夏日を待っている。
仕事を終えて選挙の投票に行ってきた。やっぱり雨が降っていた。
遅くまで、開票速報に見入っていて今日は少し睡眠不足だ。
予想どおりの結果になった
。真夏の虎退治もあったようだが、大将も少しは目を覚まして雨が止むと良いんだが?