☆8月15日のこと
15日は、我が村の鎮守様のお祭りだ。
お祭りとは云っても、ここ十数年来、特別な催し事はなく、ただ淡々と何時しか始まったバーベキューに定着してしまった。
神社の祭典というよりも、さながら、バーベキュー大会である。
しかし、この現象、好んで行われているわけではなし、やむなくこうなっている現象なのだ。
昔(吾らが若かりし時代、青年会当時)は、青年会が祭典行事一切を負かっていた。
しかし、昨今のご時世、青年会がなくなって久しい。
青年会員が少なくて、会の存続が困難になり自然消滅したのだ。
従って、祭典行事一切を区で執り行うことになってしまった。
本当に情けない話だが、これが現実の姿、農村の実情だ。
そして今日のお昼近くから、そのやむなくのバーベキュー大会が行われた。
我が家は、蕎麦屋を始めてからは一番忙しい時期、トンとご無沙汰である。
その準備から後片付けまで行政区の区長以下、役員(5名)諸侯で一切を行う。
この役員も4年毎のサイクルで順番に回ってくる。
昔の頃の青年会時代は、楽しみの行事だったが、老若入り混じっての役員構成、年々骨の折れる仕事になってくる。
時代も大きく様変わりしたもんだね。少子化、核家族化が進み、ひずみが現実の姿として具現されてきた。
社会現象だからと、簡単に括ってしまうには、現象が大きすぎやしないだろうか?
☆8月16日のこと
子供等が作った傑作、店頭に飾り続けて↓
暑い、せわしいと云ってる間に、刻は確実に打たれ、還暦の誕生日から、はや1ヶ月が過ぎた。
60歳から離れて、限りなく70歳に向かって時間は刻まれていく。
還暦を過ぎて初めて迎えるお盆、先日、社会保険庁から年金の証書が届いた。
もう年金掛金は払う必要がなくなった。
払えば要らなくて、頂けるんだから倍返しの様だが、いまいち、気持が?実感として受け止められずにいる?
払えば要らなくなって、貰えるんだから、単純に喜べるんだろうが¥?.......。
それ以上に、「年金」という言葉に「老齢」が重なって、素直に喜べない、認めようとしない、もう一人の自分が在るようだ。
今日は、8時から宮司が来て、神社の祭祀が行われる日。
姉の嫁ぎ先のお爺ちゃんが亡くなって日が浅い。神社に行くべきか?迷って、近所の人に相談した。
こういう事は、その人の判断に委ねられるが、人のことは簡単にあれこれと言えるが、いざ自分の事となると判断に迷いが生じる。
結果、「出席」と決めて行ってきた。社(やしろ)の中は、もう最高の暑さ!
外からの涼しい風が、ではなくて、温められた熱風が吹き入れる。
宮司の一連の祭事を終え、宮司の乾杯で御神酒を頂き、ビールに移る。
外は猛暑、ビールが冷えて今年は特別美味しいのか、何時になっても終わりそうにない雰囲気。
この後は、おのぼり(祭りの旗)の片付けが控えている。何時になったら止めるんかいな?!
牧之庵には、まだ1回のそば打ちを残してきたんだよな。我慢できずに、こっそり失礼して帰ってきた。
さすがに今日はお客さんもUターンして通常に戻ったようだ。
これで、暑かったお盆もおさらばで、秋に向かって一気に走る。
毘沙門の送り火 「毘」
今日は「送り盆」、営業を終えてからご先祖様を送ってきた。これで完全に「お盆」が終わった。
花火があがった、あ!今宵は「大毘沙門送り火大祭」だったな。
ふと遠方の枡形山山頂(旧隣町.六日町)に「毘」の一字が明々と浮かび上がった。先祖の送り火である。[毘]は、越後上杉の旗印である。
2009年のNHK大河ドラマ「天地人」、直江兼続の決定で、毘沙門の「毘」の火文字も一際輝きを増す。
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