最近は、何処の町に行っても百円ショップを見かけるし、時世の要求もあってか、それなりの賑わいを見せている。
日用雑貨、事務用品、衣料品から園芸資材、工芸資材など、ない物はない程、ありとあらゆる物が並んでいる。
そのほとんどは中国産のようだが、種類の豊富さには驚かされる。
最近は、数百円の製品も見受けられるが、ちょっと覗いて見ると面白い。
工具類は、値段が値段だけあって、なまくらが多いが、用途によってはそれなりの用をなす。
竹細工のボテやカゴなどは、余りの安さにびっくりさせられる。
仕事は雑で壊れやすく長持ちはしないが、考えようで、いつも新しい物を惜しげなく使えるから重宝だ。
趣味として目的外の使用で組み合わせたり、ちょっと手を加えることで見違えるほど面白い物ができたりもするから楽しめる。
牧之庵でも、いろんなところで活用している。
例えば、そばを盛る簀の子だが、古い膳にのせるから、一般に市販されている簀の子はサイズが合わない。
そこで、ヨシズで編み上げたスダレを、定サイズに合わせ切って利用している。
これならば、自由自在に寸法に合わせて作れるからだ。暇な時間を見つけては、惜しげなく更新できる。
残念なことに、スダレの網ひも幅が一定でないことや、材料のヨシの太さがバラバラで、店頭には、沢山の商品が並べてあるが、使える物は限られていて、探すのに一苦労する。
偶に訪れては物色して、気に入った物があるときには、まとめ買いをしておく。
もう一つは、剪定バサミや、花切りバサミだが、毎朝、仏壇の供え花や生け花用に切り花をしたり、野菜の収穫をするが、90歳の母親が日課のようにしている仕事である。
この歳になって有り難いことだが、如何にせん高齢の身、ハサミはいくらあっても不足無しだ。
何処に置いてきたか?さらさっぱり、あちこちに、忘れ置かれて真っ赤に錆びる。
百円鋏も、こんなところで役に立っている。
牧之庵の庭先には、カメやカエルがあちこちに出没。前の家(分家)には、奇妙なフクロウが住み着いた。
これもまた、ほのぼのとした百円ショップのお遊びだ。
孫等が来ては、石を投げつけらたり蹴飛ばされて壊されるが、懲りずに別の物に入れ替わったりしている。
同じ物が直ぐにないのもショップの良いところ、代わって、別の者が住み着いたりもする。
ちょっぴり中年太りかいな→
前の家の庭先にも(下の写真全部)
さり気なく置かれているから違和感がない
いっぱいの緑に入り込んでいる
カタツムリや
フクロウも
水辺には、おかしなカエルが
浮き草にカエルもいる