今日は、民放テレビ(BSN・新潟放送)の取材の日。
事前連絡を受けた9時前には、もう取材スタッフが到着した。
製作デイレクター以下、総員5名のお越しだ。
先ずは、コーヒーを飲みながら今日の日程説明と打ち合わせ、カメラマンは、到着早々に店外の撮影に入った。
最初に、厨房で予め用意しておいたそば切りの撮影から始まった。
時間の制約で、そば打ち工程は省略して、即刻、そば切り作業の撮影、次いで、「ぶっかけそば」の一連の撮影。
そば茹、天ぷら揚げの状況を撮り終えて、客間の囲炉裏縁でリポーターが「ぶっかけそば」を食べながら、僕との遣り取りのシーン。
近距離から、一寸引いて遠距離から、カメラの位置を変えての撮影に可成りの時間を費やす。
リポーターは、かつて阿賀野市で阿賀野川の川下りで船頭をしていたという青年で、元気のある独特のキャラクター。
次いで、別個に「ぶっかけそば」をワンセット作る。
近距離でのメニューの紹介(上の写真)であるが、これもまた、角度を変え、食べるまでのシーンを事細かく撮りあげる。
次いで、「そば御膳」を作って出す。同じシーンで「そば御膳」を取り終えてるまでに、これまた大変な作業だった。
照明の当て方一つでも、反射照明により、直接投光により、角度、距離等を微妙に変えて撮りあげる。
素人の我々から見れば、どうしてこんなに、事細かく入念にとるんだろう?と思えるほど入念に時間を掛けて撮っていく。
そばが乾いてくる、途中で何回も打ち水をしながら撮り終えた。
カメラマンのこだわりなのか、前回の撮影から比べると、随分と入念に撮っているように思える。
これだけのシーンに、始めてから2時間以上が経過していた。
次は、店外に出て畑の野菜の撮影、再び厨房に来て、「かえし」の撮影、これで、ようやく撮り終えた。
所要時間、3時間余り、ほんの数分の放映時間だろうに、撮影現場は大変な作業だ。
日頃は、さり気なく見ているが、こんな制作スタッフの努力があって一本の番組が出来上がる。
改めて裏方の大切さを実感した。これからは、テレビを見る視線が少しは変わっていくのかもしれないな。
カメラマンは、がっちりとした体格をしている。ここでまた、例によってのチャチが入る。
「これだけの重いカメラを担ぐだけあって、なかなか立派な体ですね」。
カメラマン曰く「カメラが重いからでかいんじゃなくて、カメラに合わせているんですよ」だってね。
なかなかのご愛敬だ。時間は、正午を回っていた。
親爺の作った、匠のそば?を食べて、次は3時から三条市まで下って一軒の撮影、新潟市に戻ってもう1軒、「終えるのは、7時過ぎ頃ですね」だって。
いやはや、仕事とは申せ何事も大変なんだね〜。
ご苦労様でした。
孫がリポーター(清野 幹)に抱っこして
☆放映 9月13日(木) 夕方6:55から BSN新潟放送6チャンネル
BSNスペシャル(正式なタイトルは聞き忘れました)