☆明けの満月?
「イヤ〜!いかったない今日は」、秋の行楽シーズンなのに、昨日の雨が心配だったが、今朝から「明けの満月」がくっきりと西空に浮かんでいた。
牧之庵も少しは行楽のお零れを頂戴できそうだ。
お昼には、団体さんの予約を頂戴していた。
折角、紅葉を楽しみに来られるんだから、雨では可愛そう、良かった、良かった、良い天気になって。
余りにも鮮明に浮かんでいたから、デジカメに収めた。
後で調べてみたら26日が満月だったらしい。
☆懐かしい「風物詩」
お隣の親爺さんは僕と同い年、年を重ねた所為もあってか、数年前から野菜作りにはまってきた。
漬け物にも凝り出して、今朝も早くから、立派に育った(牧之庵のダイコンの二倍はあろうかと思われる)ダイコンを一生懸命水で洗って干していた。
「おい、おらちのダイコ(大根)は、やっこくって(柔らかくて)んめすけ(美味しいから)持ってって食ってみ」、大きな物を数本いただいた。
直ぐ近くを流れる小川(用水)には、今は見られなくなった「芋車(いもぐるま)」が回っていた。
取り立ての「サトイモ」を洗っているのだった。
水流を利用して、板で作った水車の胴腹に、土の付いたままの芋などを入れて回しておくと、中に入れた物が転げ回って、板に擦り薄皮ごと綺麗に剥き取ってくれる道具だ。
取り立ては、皮が柔らかいから直ぐに綺麗にしてくれる
。後は、冷凍保存しておけば、使うときに小出しして簡単に使われるって寸法だ。
昔は、殆どの農家で使っていたが、最近はお目に掛かることは希になった。
用水が改良されて、芋車を回す環境が無くなってしまった事もあるが、この忙しいご時世、そんな風流な作業は忘れ去られてしまった様だ。
昔の農村の長閑な風景、懐かしい「風物詩」になった。
でもやっぱり、いいね〜、こういう風景は、僕は里芋が苦手だけれど、風景として欲しいね〜、「芋車」を・・・・・・。牧之庵の前の小川に、空で回しておいても絵になりそう。
お客さんが懐かしがって喜ぶんだろうな〜。
実は、牧之庵を始める前には、構想としてはあったんですがね。
残念ながら水量と落差が無くて「水車」諸共諦めちゃったんですよ。
何とかなんないかな〜?