☆降雪に備えて
暦の上では冬に入った。
この時期としては、何故か温かい日が続く。
見渡す山々は、綺麗な紅葉から茶褐色に変わってきたが、先月の20日以来、山頂に雪を見ない。
2月迄の長期予報は、「平年同様雨又は雪の日が多いでしょう」だってさ?
当たり前だよね〜、確率は半分以下だってんだから、誰でも予報だせるわね。
早朝は、雨が降っていたが、日中は陽が射した。冬に入ったって意識が強いから、雰囲気からして嫌らしい感じだ。
山頂は雪が降ったのかな?と、仰ぎ見るが、降った形跡はないようだ。でも何故か、嫌な予感がする。
去年の初雪は12月3日、降ったって感じの雪は、年末29日まで無かった。
一昨年の記録的なドカ雪が、強く印象に残っているから、余計に不安感が残るのだ。
この年は、11月20日にパラッと白くなって、実質の初雪と言えるのは、十日後の30日だった。
師走の11日から本格的に降り出して、夕方までには、一気に50㎝も積もった。
晴れ間無く降り続いて、14日には、1.5メートルほどの積雪となり、12月中に降った雪の量としては、観測史を塗り替えた。
あわてだしたのは気象庁、そう言えば汚名挽回に躍起になっていたっけ。
牧之庵では、親爺が雪囲いを一人で負かる。
水曜日の定休日を利用しながら、大物から徐々に処理していくが、こんな商売を始めてからは、年々手間を省いて簡単になってきた。
それでも完全に仕終えるには、丸々3.4日は掛かる。
今年は色々と予定が詰まっていて、再来週21日の定休日まで予定が立たない。
初雪よ、それまで待っててくれよと祈る思いだ。
ババは秋野菜の処理が待っている。
雪国は、暫く忙しい日々が続く。
☆赤茄子(飾り茄子)
お隣の親爺さんから「飾り茄子」を貰った。
牧之庵でも、去年までは零れ種で育ったいたんだが、残らず切り取ってしまい、無くなってしまっていた。
飾り終えてから、土上に幾つかの実を放っておけば、春になって勝手に芽が出てくれる。
多分、その作業を怠ってしまったのだろう?花気の無くなった、冬場の店内を和ませてくれる。
葉っぱをもぎ取って、野外で陰干ししてから、店内に取り込み飾っておく。