昨日の定休日は朝から生憎の雨、暖かな気候が続いたから雪は見る見る消えちゃった。そんなんで庭木の雪囲いを撤去しようと決めていたんだ。朝食を食べて小雨の中を仕掛かったんだが、雨が次第に大降りになってきた。簡単なスキーウエアーを羽織っての作業だったから徐々に中まで雨が浸透してきちゃった。数日前から、時間を割いて始めていたから、お昼前に概ね終了した。皮肉なもんで仕終えたら雨が上がっちゃった。お陰でびしゅ濡れ、家に入ってそっくり着替えた。
実は午後の2時から、料飲店組合の役員会があるんで出席することにしていたんだ。僕の様な中途なもんは、そんな仰々しい席には遠慮してるんだけど、組合長さんの奥さんが来られて「牧之庵さんは水曜日で店は休みだから、必ず出席してくださいよ」と、釘を刺されたってわけよ。
役員会とは言え、どうせ慰労会で一杯飲むんだから車では行けないんだよね。ババは数日前から、孫を連れて神奈川のお姉さん家に遊びに行っているから送って貰う訳にもいかず、仕方ないから自分で乗り込んだ。帰りは娘に迎えにきて貰って車は置いてきて、今朝取りに行ってきたって訳よ。
☆欲しかった睡蓮
帰宅して直ぐに友人から電話が掛かってきたんだ。何でも、スイレンの株があるんで欲しかったら取りに来ないかと言うことだった。そうは言っても飲んでるから車で行くわけにも行かず、近くの友人を呼んで一緒に行ってきたんだね。いっぱい貰ってきたよ。その友人も欲しかったようで喜んでいた。春なんだね〜、もう新芽が出掛かっていた。牧之庵の池に植える事にしたよ。残念だけど、全部白花らしいんだけどね。やがて綺麗な睡蓮の花が水面に浮かぶ、楽しいね〜。
☆古い陶器が
帰宅後、もう日も沈む時刻だったんだけど、庭先の残雪を池の中に運んでいたんだ。すると、スイレンをくれた友人が用事にきたんだ。店は定休日だから家に上がり込んで茶の間でいっぱいやることにした。そこに、すぐ前の分家の親爺が来たんだ。
骨董屋で蓋付きの茶碗を見つけてきて、買ってきてくれたんだよ。有り難いね〜、この茶碗は、主に弔事の席に飯椀として使用していたんだね。ご飯が冷めないように蓋が付いているんだ。最近の葬式は簡素化されたり、セレモニーホールで行うから、自宅葬でも、ご飯物は出さなくなったんだね。だから、この様な膳椀物は無用の長物って訳よ。牧之庵は、この古い物が売り、古い器やお膳等を使ってるから、こういう贈り物は実に有り難いんだ。傷が付いたり割れたりで、多少の補修はしてるんだけど、それでも毎日使ってるから欠品が出てくるんだね。古い物だから同じ物は、補充ができないからセットで揃って手にはいると、予備用として実にありがたいんだね。
ちなみに、この蓋付き椀は、牧之庵のメニュー「そば膳」に添えるノッペ汁を入れるんだよ。一般家庭では、多くて20セットくらいしか揃えてないので、大口の団体さんが来られると不揃いの器が混じっちゃうんだね。まあ〜、それも楽しいって事で御勘弁願ってるんだけどね。
上の写真は、現在使ってる4種類の蓋付き椀なんだけど、年代によって大きさやデザインがそれぞれに異なって、揃いの数もおのおの違う。
収納棚も置ききれなくてゴチャゴチャ状態なんだ。
常時使う物だけ出して、団体さん用は納屋で眠ってる。必要に応じて見繕って出してくるって訳よ。