地際の草花と一緒に、花木も次々と花を見せる。今はツツジが真っ盛りなんだね。
レンゲツツジや一般的なツツジ、山吹がそろっと終わりになって、コデマリや、オオデマリが白い花を見せる。
見上げればアカバナサンザシが満開、ヤマボウシやタニウツギの時期が来た様だ。
追って、いろんな種類のウツギが開き出す。
牧之庵の入り口(分家の家)のツツジ、数種類のツツジが混植されていて見事に咲き乱れる。
♪マルメロ (バラ科)
この辺では「マルメロ」のことを「カリン(花梨)」と呼ぶようだ。マルメロの花は白色だが、花梨はピンク色なんだね。
実もカリンにそっくりだが、マルメロの果実はカリンよりも丸味がありデコボコしている。
葉っぱも花も全体に綿毛で覆われているから区別できるんだね。
でも、単品で見れば区分けが付かず、一般にカリンと言ってるね。
バラ科で刺があるんだね。
喘息や気管支に良いと言われて、果実は焼酎で漬けたり、薄く切ってシロップ煮にしたり、甘味を加えてお茶で飲んだりで、兎に角、捨てるところがないんだね。
時期になると神奈川の海老名からババのお姉さんがいっぱい送ってくれるんだよ。
良い香りがするから籠に入れて玄関に置いておくんだ。
お客さんに「良かったらお持ち帰り下さい」って、メモ書きしておくと、あっと言う間に無くなっちゃうんだよ。
♪アカバナサンザシ(赤花山査子) (バラ科)
もう20年以上も前に、苗木を買ってきて植えたんだが、背丈が伸びすぎて見上げないと花が咲いてるのが気付かないんだね。
こいつも鋭い刺があって、切り花用に使うときは気を付けないと痛い目にあうんだね。
可愛らしい真っ赤な花をいっぱい付けるから、よくお客さんに名前を尋ねられるんだ。
今が花の真っ盛りだね。
♪ウラジロヨウラク(裏白瓔珞) (ツツジ科)
別名:ツリガネツツジとも呼ばれ、落葉低木。
瓔珞(ようらく)とは、インドの貴人や仏像の装身具(瓔珞)のことなんだそうで、この花の形がそれに似ているんだそうだ。
ドウダンツツジに似ていて、釣り鐘状の淡紅色の花をぶら下げている事から「ツリガネツツジ」って別名が付けられたんだね。
葉っぱの裏が白いからウラジロ、瓔珞なんだね。これらの名前って、なにがしかの似たもので名前が付けられる事が多いね。
納得いく名前だと直ぐに覚えられるんだけど、中にはどうしてこんな名前なの?ってのもあるんだよね。
ちなみに此奴は、近くの山から頂いてきたんだよ。
今日は、こんなところでお終いって事で・・・・・・・・・ほんじゃまた。