昨夜は少し長起きのし過ぎで、今朝の目覚めが遅くなったしまったんだね。
夜明けが遅くなったこともあるが、天気回りの悪い朝、通常の起床時間5時ころは、まだ薄暗い。目覚めたら6時近くになっていた。
比較的いい天気だったが、それでも明け切らないね。日の暮れるのも実に早いよ。
夜の開店時間5時には、ほんのりと暗くなり、営業中に看板を返すと同時に行燈に明かりを灯すんだ。
今日から「長月」、夜長月だ。
昼間がどんどん削られて秋の夜長、秋分(23日)までには、昼夜半々になっちゃうんだね。
近づいた稲刈り時期、先日の豪雨で倒れ出した。ちょっとやばい感じだね。
ホント、毎年この時期になると、たっぷりと秋の中に居るって感じさせられる。
今宵は、村の男衆(農家の戸主)が街の料理屋に集って宴会やるんだよ。「十五夜会」っていうんだけどね、もう半世紀以上も続いてるんだ。
この会の発起者たちは、もう80歳を超えた長老たちなんだが、当時の収穫期は、全部手作業だったでしょう。
だから、収穫作業も2ヶ月以上も掛かっていたんだね。
この連中がまだ青年の頃、稲刈りの真っ最中に、早めに作業を切り上げて、街に繰り出し中休みの慰労会を始めたんだね。
当時は、稲刈り時期がずっと遅かったから、10月頃に行われて居たんだろうが、最近は、機械化であっと言う間に片づいちゃうんだよ。
その名残が継承されて今日まで、とんと形も変わり、目的も変わって来たが、親睦の意味で今宵も街に繰り出したってわけよ。
僕はもう、とんとご無沙汰だね。もっとも世代が変わって、僕等の年代層は出席もしなくなったがね。
これも、歳を重ねてちょっぴりもの寂しい初老の定め。嫌だね〜、秋は暗くって、夜が長くって・・・・・・・・。
まあ、蕎麦が旨いし、酒も旨い、なんでも旨い、味覚の秋だ!ド〜ンと威勢をつけて行かなくちゃ!
隣村からお稲荷様の祭り太鼓が聞こえる「は〜デンガラデンの、でかいカカ持てば、二百十日の、ちょいと風除けに」二百十日は昨日だった。
今日から越中八尾の「おわら風の盆」、今年もまた行けそうもない。
旨い酒でも鱈腹飲んで、気持だけは「風の盆」、「十五夜会」も一括り、風神様もなんのそのだ。
ウメバチソウ(梅鉢草)
白い可愛らしい花が咲き出した。毎年、秋が来るとまん丸い蕾が膨らんで、梅の花に似た清楚な花を見せてくれる。
「ウメバチソウ(梅鉢草)」ユキノシタ科。
過去に幾度となく栽培に挑戦するも、長くて5年、大概は3年くらいで自然に無くなってしまうんだね。
もともとは、湿地や高原に生息する、やや高山植物に属する種類なんだろうから、蒸し暑い魚沼の里では、適応しないらしいんだ。
昨年、分家の弟から鉢植えを貰ったものだが、今のところ順調だ。
以前は、地に植えて育てたんだが、やはり5年くらいで退化してしまった。種子で幾らかは増えようとするのだが、夏場の暑さにやられてしまう。
以来、定着は諦めた。
無理だと知ったからね。